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どんな資格が有利?転職活動で役に立つ資格とは

転職 有利 資格

「転職」を考えているけれど、「何から始めたらよいのかわからない…」、「今の自分の状況で転職活動ができるのか不安…」など、転職活動に対して興味や関心はあるけれど、不安も大きく、なかなか一歩が踏み出せないという方もいるのではないでしょうか。

また、「今自分が持っている資格を生かすことができるのか」、「○○のような仕事に興味があるけれど、何か必要な資格はあるのか」などと、転職活動を進めるにあたって、役に立つ資格について知りたいと感じる方もいると思います。

この記事では、そんな「転職」に対する「不安」を少しでも取り除き、自信をもってチャレンジできるよう、転職活動をするにあたって、もっていると有利にはたらく資格について述べていきます。「資格」と言っても、種類は様々ですので、今回は職種・業種別にもっていると役に立つ資格についてご紹介します。

転職に興味はあるけれど、自分にできるのか…

「転職」と聞くとあなたは、どんなイメージをもっているでしょうか。今や、当たり前と言われてる「転職」。リクナビnextが、全国の20代~50代の働く男女209人(男性:120人、女性:89人)を対象に実施した、アンケート調査では、65 %の人が、転職活動や、転職の経験があるということがわかりました。

そんな6割以上の人が経験したことのある「転職活動」について、興味や関心はあるけれど、不安も大きいと感じている人もいるでしょう。そんな方々が、いま既にもっている資格や、これから取ろうとしている資格を武器に、少しでも自信をもって転職活動にチャレンジできるよう、今回は、「転職に有利な資格」について、職種・業種別にご紹介します。

転職を考えている方必見!転職に有利な資格とは

「資格」を取得するということは、専門的な知識を取得しその証明になる、ということだけではなく、自分のアピールポイントにもなるということです。そんな「資格」とは、「転職活動」をする際に、どのようにはたらくのでしょうか。

「今自分が持っている資格は転職に役に立つのか」また、「転職活動の第一歩として何か資格を取りたいけれど何が良いのか」などと悩んでいる方のために、今回は転職活動で有利な資格についてご紹介します。

自分の強みやアピールポイントがなんなのかそもそも迷われている方は、まずは自己分析から初めてみましょう。『転職の自己分析をしよう!』では、転職時の自己分析についてまとめておりますので、こちらもチェックしてみてください。

目次

企業から求められやすい役立つ資格

 まず初めに、比較的多くの企業から求められやすい、4つの役に立つ資格についてです。

日商簿記検定

日商簿記検定は、日本商工会議所および各地商工会議所が主催する検定試験です。企業の日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能を身に着けることを目的としています。2級以上をもっていると、即戦力としてアピールできるでしょう。

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

MOSは、ワードやエクセル等の、マイクロソフト オフィス製品の利用スキルを証明できる国際資格です。どなたでも受験することが可能であり、認知度が高い資格となっています。パソコンスキルが必要な企業へ転職をお考えの方に特におすすめです。

TOEIC

TOEICは、英語に関する資格の中でも、知名度が高く、人気のある資格の1つであり、世界共通の資格です。英語コミュニケーション能力を測ることができ、グローバル化が進む中で、多くの会社で、導入・推奨されています。英語力をアピールするのであれば、まずは700点を目指すと良いでしょう。

ITパスポート

ITパスポートは、ITについての基礎的な知識が証明できる国家試験です。IT関連の知識のほか、経営全般にわたる知識を身につけることが可能であり、情報技術に関わる企業へ転職をお考えの方にとくにおすすめの資格となっています。

事務職(人事・労務)・営業職で役立つ資格

続いて、人事や労務系を含む事務職や、営業職で役に立つ資格についてです。事務職では、先ほどご紹介した、日商簿記検定やMOSに加えて、これからご紹介する社会保険労務士の資格取得もおすすめとなっています。

また、営業職に有利な資格として以下の2つを挙げますが、資格の有無だけでなく、実務実績を重要視する企業が多いことも現実です。

社会保険労務士

社会保険労務士は、社会的にもとても需要が高くなっており、合格率が低い国家資格の1つです。労務管理と社会保険のプロフェッショナルとして、人事や労務管理を行います。

ビジネス実務法務検定

ビジネス実務法務検定は、ビジネス活動に関する、不可欠なコンプライアンス能力や法律知識を評価する資格です。1級から3級があり、企業が必要としている、実践的な法律知識を体系的・効率的に学ぶことができることから、近年では、2級以上を取得していることを評価する企業が増えています。

中小企業診断士

中小企業診断士とは、経営コンサルタントを認定する唯一の国家資格です。経営状態を総合的に診断するため、企業の経営に関する幅広い知識やスキルが求められます。業種・職種問わず、有利に働く資格ですが、特に金融業やコンサルティング業で有利になる資格です。

ITエンジニア職・技術職で役立つ資格

次に、ITエンジニア職・技術職で役に立つ資格についてです。実務経験に加え、資格がないとできない業務もあり、資格をもっている人が有利になりやすい職種でもあります。ITエンジニア職では、以下に記載した資格のほかに、情報処理安全確保支援士試験(登録セキスペ)という資格も近年注目されています。IT業界への転職に興味のある方は、調べてみるのも良いでしょう。

基本情報技術者・応用情報技術者

基本情報技術者は、IT業界への入門として位置づけられており、基本情報技術者の試験よりもワンランク上の位置づけとなっているのが、応用情報技術者です。どちらも国家資格となります。特にリーダー以上の役職を目指すのであれば、基本情報技術者だけでなく、応用情報技術者の資格取得をおすすめします。

危険物取扱者

危険物の取り扱い時や、その取り扱いに立ち会うために必要な国家資格です。取り扱える危険物の種類によって、甲種・乙種・丙種の3種類に分けられています。

電気主任技術者(電験)

3種から1種まであり、電気業界で高い難易度を誇る国家資格です。あらゆる場所で安全に電気を利用することができるために、現場で監督する責任者になることができます。

電気工事士

電気工事等を行う際に必要となる、国家資格です。電気工事士法によって定められており、第1種と第2種の2種類の種類があります。

金融業・不動産業で役に立つ資格

金融業や不動産業で役に立つ資格です。特に不動産業では、資格をもっていないとできない業務も多くなっています。以下に記載した資格以外にも、不動産業では「管理業務主任者」や「マンション管理士」、「インテリアコーディネーター」といった資格も有利にはたらくことがあります。

ファイナンシャル・プランニング技能士

資産を効率的に運用するファイナンシャル・プランニングの技能を認定する資格です。金融業界だけでなく、証券・保険会社においても、資格取得が推奨されています。目標としては、2級FP技能士の取得を目指すとよいでしょう。

宅地建物取引士(宅建)

「宅建」という略称でおなじみの、不動産の売買や賃貸の仲介などに必須の国家資格です。不動産業への転職を考えている場合、必須の資格といっても過言ではないでしょう。

その他の業種で役に立つ資格

ここまで「資格」について述べてきましたが、業種によって有利にはたらく資格はまだまだあります。例えば、建築・建設業では「建築士」や「建築整備士」、「施行管理技士」等があります。また、医療・福祉業では「薬剤師」や「社会福祉士」、「介護福祉士」「保育士」に加え「医療事務検定」などもあります。このように、業種によっても有利にはたらく資格というのは様々です。

自信をもって転職活動をすすめるために…

今回は、転職活動において有利な「資格」について、職種・業種別にご紹介しました。もちろん、この記事で記載した資格以外にも、様々な資格があります。「転職」と聞くと、転職活動に興味や関心があっても、自分に自信がもてず、なかなか踏み出せないという方もいると思います。資格取得が自己アピールになり、自分自身の自信につながり、転職活動への第一歩を踏み出すきっかけの1つにもなるのではないでしょうか。既に持っている資格や、転職のために取得する資格、そんな「資格」を武器に、あなたが自信をもって、転職活動をすすめられますように。

まとめ

転職活動において資格は武器と同じです。丸腰で戦場に出ても負けるだけなので、自分の武器を増やして戦場に出向きましょう。この記事を読んで少しでも救われる方がいたら嬉しいです。

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著者

転職エージェント会社の代表。金融機関で約10年勤務(日本、ヨーロッパ、アジア)の後に起業。得意なターゲット層は20代〜40代の証券、銀行、M&A仲介、マーケターが得意分野。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。宅建士。

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