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未経験で事務職の転職は難しいのか?未経験でも転職成功する5つのポイント

転職 事務

事務職は昔から人気のある転職先で、倍率が高くなる傾向があり、経験者であっても転職は難しいと言われます。そんな事務職に未経験で転職するのは可能なのか、不安な方もいると思いますが、未経験でも転職をしている方はいます。事務職へ転職成功されている方は、成功するポイントを抑え、ポイントを意識して転職活動に臨んでいます。

ただ、経験者と比べると採用されにくいのも現状です。それでも転職は可能ですので、未経験で事務職の転職を考えている方は、ぜひ後述する成功ポイントを参考にしてください。

目次

事務職は未経験でもできるのか

事務職はどの企業でも必要な職で、よく縁の下の力持ちとも言われますが、なぜそのように言われるのでしょうか。自分は事務職に向いているのか分からない、仕事内容も何となくしかイメージが付かない人も多いと思います。

まずは、事務職の主な業務内容や、事務職に向いている人の特徴を見てみましょう。

事務職の仕事内容

事務職のイメージとしてパソコン業務を思い浮かべる方が多いと思いますが、パソコンと向き合っているだけが事務ではありません。会社で働く人のサポートが基本なので業務としては多岐にわたります。

例えば、電話対応、受付来客対応、ファイリングや備品管理などです。電話対応や、来客対応では社外の人と関わりがありますし、ファイリングや備品管理なども一緒に働く仲間と協力したり、仲間のサポートをする業務になるので、ひたすらパソコンと向き合う業務だけではないのです。

事務職に向いている人

先に述べたように、事務職は会社で働く仲間や組織を助ける仕事なので、他者が求めていることを汲み取ったり先回りして出来ることを考えながら行動できたり、人の助けになることに喜びを感じられる人が向いていますし、重宝されます。また、コツコツした作業が苦にならず楽しめる人は、大量の資料の整理など地道な作業が多い事務職に向いているといえます。

また、社内ではチームワークで動くことが多く、社外の人とも調整などのやりとりがあったりするので、他人とコミュニケーションをとることに抵抗がない人にも適しているでしょう。

 最低限のパソコンスキルさえあれば、その他の業務としては他の人のサポートや細かな仕事なので、特別なスキルは必要なく、新しい仕事を覚える意欲さえあれば未経験でも事務職はできるでしょう。

転職先として人気な事務職3選

事務職にも様々な種類があり、細かく分けると数えきれないほどです。配属される職場で事務内容は変わってきますが、基本的な作業は共通しています。経理事務であれば、お金の管理に特化していたり、人事事務であれば、入社、退社や人材配置など人に伴う業務に特化しています。秘書も事務職の一つです。

様々な種類のある事務職ですが、特に人気のある転職先を3つ紹介します。

一般事務

事務というとよく耳にするのが一般事務です。事務作業全般を主に担っていますが、専門知識が必要になることが少ないので未経験の方でも始めやすく、おすすめです。一般事務は基本的に毎日の仕事内容が決まっていることが多く、1日の流れを覚えてしまえば自分で時間の調整ができるようになります。うまく時間の調整ができるようになれば、定時で帰ることができるでしょう。

営業事務

一般事務と営業事務はサポートするという点では同じですが、営業事務は、社内の営業担当のサポートに特化しています。営業担当の売上やルート拡大などを円滑に進められるよう、営業の業務向上を担います。営業事務といっても外回りなどの営業活動はせず、あくまでも営業担当のサポート役です。営業担当とうまくコミュニケーションをとりながらサポートする必要があります。

医療事務

医療事務とは病院やクリニックで働く事務員を総称して言います。主に3種類に分かれており、受付窓口業務、レセプト業務、クラーク業務があります。受付窓口業務では、直接患者さんと接し、会計などもします。レセプト業務は、医療費の計算業務で、医療事務員がカルテを見てデータを入力し診療費を算出する業務です。クラーク業務はスムーズに診察が行えるようにカルテの準備や、診察室への案内など、医療スタッフと患者さんの間に入り、橋渡しをします。

医療事務で転職を考えている場合は、業務内容もよく確認して応募すると良いでしょう。

中途採用で事務職を募集している理由

中途採用の募集が出ている理由は様々ですが、よく言われているのは人員不足や、会社の成長のため新しい人員を採用し、会社を大きくしていく場合などがあります。

人手不足、欠員

どこの業界でも人手不足といわれていますが、どの企業にも事務職は必要な職であるため、特に募集が多いです。募集が多いと退職者が多く、ブラック企業なのではないかと不安になる方もいるかもしれませんが、事務員は女性が多く、結婚や出産による退職で欠員し、募集をしていることも多いのです。

将来を見据えた増員

会社も組織を大きくしていこうと考えると、業務が増える分、人員も補充しなければなりません。将来を見据えた増員の場合、年度替わりに募集していることが多く、このような企業は資金力や教育できる余裕があるので優良企業である可能性が高いです。

事務職で転職する成功ポイント5つ

事務職への転職活動を開始する前に確認しておきたい成功ポイントを紹介します。特に事務職が未経験で転職活動を始める時は、事前に確認し、備えることで少しでも転職の不安要素を減らすことができるでしょう。『20代女性の転職は事務職が成功のカギ!女性に人気の事務職を徹底解説!』でも、事務職への転職に関するポイントを解説しておりますので、こちらもチェックしてみてください。

成功ポイント①資格をとる

事務職に転職希望の方におすすめの資格は、MOSや簿記です。MOSはマイクロソフト オフィス スペシャリストの頭文字で、エクセルやワードなどのマイクロソフトオフィスのスキルを証明できる資格です。事務職の主な業務である書類作成などのスキルなので、ほぼすべての企業が求めるスキルだといえます。簿記検定は社会的に信頼が高く、規模が大きい企業ほど簿記の資格を持つ人材の需要が高く、会計事務所や企業の経理でも活かせます。

成功ポイント②コミュニケーション能力をアピール

現職が接客などの人とかかわる仕事の方は、コミュニケーション能力をアピールするのもおすすめです。先に述べた通り、事務職も他人とコミュニケーションをとり、チームワークを大切にしながら仕事を進めていきます。企業としては社内の雰囲気を損なわず、円滑に仕事をこなせる人を求めているからです。現職でのお客さんとのエピソードなどで、アピールできることはないか探してみましょう。

成功ポイント⓷現職の経験を活かせるか考える

事務職が未経験であっても、現職の経験やスキルを活かせることを転職の際にアピールポイントにできます。事務職への転職に必要なのは事務スキルだけではありません。コミュニケーション能力や、臨機応変に対応できることは事務職にとって必要不可欠な要素です。このような事務職に直結しなくてもアピールできるポイントを探したり、現職での経験やスキルで、どの職業でも必要とされるポイントを探し転職に活用するといいでしょう。

成功ポイント④とにかく応募してみる

まず応募してみなければ始まりませんので、気になる求人があれば応募してみましょう。前述したとおり事務職は人気の転職先です。転職には事務職に限らず、まず書類通過が必要ですが、マイナビ転職によると基本的に書類通過するのは30%程度なので、応募するほど書類通過の確率が上がることが分かります。また、内定までの過程が多いほどふるいにかけられてしまうので、1社に絞らず、希望する年収や勤務地など、条件に合う企業の求人を見つけたらどんどん応募してみましょう。

(出典:マイナビ転職(https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/naiteisha)引用)

成功ポイント⑤正社員以外も考える

何社か応募しても事務職の未経験がネックになってしまうのであれば、派遣社員などの正社員以外で探してみることもおすすめです。初めから正社員で探すよりも未経験者でも採用されやすく、転職のハードルが下がるからです。また、事務職の経験を積むことができるので、正社員へステップアップもしやすくなります。派遣社員や契約社員から正社員へ登用されることもあるので、正社員以外でまず基礎を学ぶのもおすすめです。特に派遣会社は教育システムがしっかりと組まれていることが多いので、未経験の方でもチャレンジしやすいです。

未経験でも事務職へ転職できるのか?

以上のことを踏まえると、事務職の経験が無くても転職は可能ですが、やはり最低限のパソコンスキルは必要でしょう。基本的にどの事務職でも書類作成や、表作成、計算などにパソコンを使用することになるので、最低限パソコンを使えることは必要なスキルになります。最低限のパソコンスキルがなく、事務職に転職したいのであれば正社員ではなく派遣社員などで、パソコンスキルを習得してから正社員へ転職するのも一つの手です。

パソコンスキルがあれば、即戦力として教育もしやすいので未経験でも事務職へ転職できる可能性がありますが、先ほどの成功ポイントを抑えながら転職活動を行うことがおすすめです。

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著者

転職エージェント会社の代表。金融機関で約10年勤務(日本、ヨーロッパ、アジア)の後に起業。得意なターゲット層は20代〜40代の証券、銀行、M&A仲介、マーケターが得意分野。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。宅建士。

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