・転職の面接の時はどの様なスーツを着ていけば良い?
・転職の面接の服装で気をつけることは何か。
転職をするときに必須になる条件に「面接」というものがあります。
面接の回数は各企業よって様々ですが、何回受けても緊張がぬぐえないのが面接官との面談です。
特に自分が第一希望にしている会社での面接ともなると、一体何を話したかも思い出せないくらい緊張してしまう方も中にはおられると思います。
今回は、転職活動をするときに相応しい面接時のスーツや、少しでも面接官に高評価を持ってもらえる身だしなみについてご紹介したいと思います。
面接時に相応しいスーツは?
いざ面接に行こうと思っても、まずスーツの用意が無ければ入社試験にすら挑めないという状況に陥ります。その様なことにならないために、まずは無難なスーツ選びのイロハからお話していきましょう。
スーツを選ぶ際の基準は?
転職活動におけるスーツ選びは、新卒での入社試験とは違い、「リクルートスーツ」を着用していたら安心というものでもありません。また、一企業あたり、複数の面接がある場合、同じ服装で良いのだろうか?なんて悩んでしまう方も多いと思います。
面接での服装は、面接官があなたを一目見た時の第一印象を決める大切な要素であるため、なるべく良い印象を与えたいところです。では、どのような服装選びをすれば、転職時の面接試験の服装の基準をクリアできるのでしょう?
①TPOをわきまえている
②清潔感がある
③統一感がある
④体型に合っている
それでは、各項目について順に説明していきます。
①TPOをわきまえている
ここでのTPOとは、各社の社風のことです。カッチリした会社の場合はカジュアルな中にもビジネス的な要素が求められますし、服装の自由度が高く、個性やセンスを求められる企業の場合は、お洒落なトレンドを意識した要素も自ずと求められます。
そのため、社風から大きくズレの無いようなファッションをリサーチし、必要に応じて用意するのも、転職を成功させるための重要な要素の一つです。
②清潔感がある
このポイントは、どの企業でも求められる事ですが、せっかく面接を受けに行った会社の社風や雰囲気に合わせた服装を選び、バッチリ決めて行っても、シワシワでは印象が悪くなります。
また、夏に注意したい点としては、汗染みがあります。なるべく目立つ素材の服を着て面接に伺うのは止めた方が無難です。
③統一感がある
足元と服装の統一というポイントも大切な要素の一つです。服装はバッチリビジネス感満載なのに、足元はカジュアルな靴を履いているという全体像を想像してみてください。なんだかとてもチグハグで、とてもビジネスシーンでは好印象というイメージにはならないと思います。
④体型に合っている
身体に合っていない服装をビジネスシーンで着てしまうと、どうしてもルーズな印象しか与えません。そのため、必ずサイズ感を重視し、自分の体型に合った服を選ぶように心がけてください。
ダボついたり、ピチピチしたイメージを与える服装よりも、身体にちょうどあった服装の方が、スッキリ爽やかな印象を持て、それだけで評価が上がる可能性も十分に考えられます。
以上のことから、転職活動で大切な服装のポイントは、面接官にTPOをわきまえていて、仕事をきっちりこなす印象をいかに与えるかという点に尽きるので、ぜひ相応しい服装選びをしてください。
カジュアルな服装の意味は?
よく転職時の面接で聞かれる言葉に、「カジュアルな服装でお越しください」というものがありますが、この言葉、とても困ってしまいますよね。一体カジュアルってどの程度を言っているのだろう?と疑問に感じてしまう方も大勢おられると思います。
では、企業側はどのような意図をもって、この言葉を発しているのでしょう?
①通勤時の服装を見るため
②個性やセンスを知るため
それでは、それぞれ簡単にご紹介していきます。
①通勤時の服装を見るため
上記でもすでに触れましたが、毎日通勤するとき、社員は私服で通勤しています。そのため、個人レベルのカジュアルの意味をどう理解しているのかを見るために、あえて「カジュアルな服装」という言葉で、常識を計っているパターンもあると言われています。
これは、IT企業やベンチャー企業など、少しお堅いイメージのある業種でよく見られるケースです。
②個性やセンスを知るため
アパレル企業やクリエイティブな企業では、個性のセンスを重視する傾向が強く、そのため私服でオシャレ度や流行をどのように取り入れているかなどを、総合的に判断するケースもあります。
だからといって、派手にすればよいというものではなく、あくまで面接はビジネスシーンのため、プライベートでの服装のまま面接を受けに行ってはいけません。少しカジュアル感を押さえたい場合のポイントとしては、ジャケットを羽織ったり、インナーを襟付きの物にするだけでも、随分カッチリとしたイメージになります。
服装ワンポイントアドバイス
複数の企業を受ける場合や、一企業でも複数の面接がある場合、毎回服装を変えていたら、とてもじゃないけどバリエーションが間に合わない、なんていうこともあると思います。
そのような場合に使えるのが、スーツはダークグレーやネイビーにし、インナーのカラーでイメージを変えるという方法です。これは、業界や職種でのアレンジにも対応できますし、カッチリ系にもカジュアル系にも早変わりすることができるので、覚えておくととても重宝します。
では、男女別で気を付けるべき身だしなみについて、具体的に見ていきましょう。
身だしなみについて
男性バージョン
一般的にスーツが無難だと言われています。中でも「ビジネススーツ」を着用すれば、どのような企業でも対応が可能です。しかし、ビジネススーツと言っても、色や模様・ボタン数や形など、物によって様々な違いがあります。『転職で天職に出合うための『ハンサムスーツ』』では、転職時のスーツ着用について解説しておりますので、こちらも併せてチェックしてみてください。
色や模様
一番無難なカラーは、ネイビーや明るすぎないグレー、ブラックなどです。模様は無地が基本ですが、シンプルで目立たないストライプが、スッキリシャープな印象を与えてくれます。
特にブラックを選ぶ場合は、無地を選ばないようにしましょう。どうしても無地の黒は、冠婚葬祭のイメージを持つ方も多いため、注意が必要です。ネイビーのスーツは、カッチリしたイメージが強く、一方でダークグレーのスーツは、カッチリした中にも柔らかいイメージを与えてくれるため、人気が高いカラーの1つです。
また、シンプルなスーツを選んでおくことで、カッターシャツやネクタイを変えることで、様々なバージョンにアレンジすることが可能です。
ボタンの数
2つボタンと3つボタンのスーツがありますが、どちらを選んでも大丈夫です。ただし、サイズ感が合っているものを選び、着用するときは全部ボタンを留めるのではなく、必ず一番下のボタンを外すようにしてください。
カッターシャツ・ネクタイ
シャツのカラーは、ホワイトが無難ですが、薄いブルー系もしくはシンプルなストライプでも、清潔感と共にさりげないお洒落を楽しむことができます。ただし、ボタンダウンのタイプは、カジュアルシャツなので避けるようにしてください。
一方ネクタイは、その人の個性を存分に発揮できるアイテムですが、面接の場では派手な柄が入ったネクタイを選ぶのではなく、オーソドックスなストライプや小紋の模様にする方が、その人自身を引き立たせることができるので、オススメです。
カラーとしては、地味な色や派手になりすぎる色は避け、あくまでもシンプル爽やか系のイメージで選ぶようにしてください。
女性バージョン
キーワードとしては、男性と同じく「清潔感」です。女性の場合も男性の「ビジネススーツ」に準じるため、ジャケットは必須となっています。また、スーツもとても便利なアイテムなので、ワンセット持っておくと重宝します。
スーツ・ジャケットの色や模様
男性と同じく、ネイビーやダークグレー、ブラックなど落ち着いた色合いのスーツやジャケットがオススメです。ただし、リクルートスーツは避けるようにしてください。模様に関しては、これも男性と同じく、無地もしくは細かいストライプのシンプルなタイプがベストです。
先ほども触れましたが、スーツを選ばない場合もジャケットは忘れず着用しないとマナー違反になります。あくまでシンプルな形で落ち着いた色のジャケットを選ぶようにしてください。
また、パンツスーツとスカートスーツで悩む方もおられるかもしれませんが、どちらでも構いません。足元は肌の色になじむカラーのストッキングを履き、パンプスもヒールが高くなく、歩きやすいものを選ぶようにしてください。
インナー
基本的に、スーツやジャケットのインナーは、シャツでもブラウスやカットソーでも、特に問題はありません。第一印象で明るく見えるように、無地の淡いカラーのシンプルな物を選ぶと良いです。

まとめ
転職時の面接での服装や身だしなみについてお話してきましたが、いかがでしたか?男女ともにリクルートスーツは避け、シンプルなビジネススーツを基本として、インナーでアレンジすると、どのような業界にも対応できる、素敵な装いに早変わりできます。
清潔感をモットーにしつつも、個性を大切に、あくまで各企業のイメージに合った服装を モットーに、これからの人生を決める大切な面接試験に挑んでくださいね。
