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転職における書類選考の期間はどのくらい?連絡がこない場合は?

転職 書類選考 期間
この記事で解決できるお悩み

・転職における書類選考の期間とは?
・気を付ける点は何か

転職の第一関門は”書類選考通過”です。履歴書や職務経歴書などの提出書類を審査材料にします。「まだ結果がわからない・・・」「連絡していいのだろうか・・・」と書類選考の結果が分からず悩んでいませんか?この記事では、転職における書類選考の期間についてご紹介します。

目次

転職における書類選考の期間

転職における書類選考の期間

選考の結果は、おおよそ営業日10日以内に連絡がきます。ただし、応募方法や、企業の規模により時間に差があるため、あくまで参考としてください。

応募方法

求人への応募方法は主に2つです。①直接応募と、②転職エージェントを利用しての応募です。直接応募は、転職サイトや希望先のホームページを見て応募します。②では転職サイトに登録後エージェントを介して希望職種や条件等に適した求人を紹介してもらいます。

①直接応募:おおよそ14日

②転職エージェント利用した応募:おおよそ3日

②の方が期間が短い理由は、企業との繋がりが関係しています。転職エージェントと相手の起業との長年のやり取りが多くあり、信頼関係を築いています。この場合、結果が気になるのであれば、企業に結果を聞けるため選考の時間が短いといえます。

企業の規模

中小企業、大手企業といった規模によって期間に差が出ます。

中小企業

結果連絡は、比較的早いです。採用結果の決定権を握る人に書類が届きやすく、意見交換の時間を取りやすいからです。

大手企業

結果連絡は、比較的長引きます。採用担当、配属部署、責任者など書類を回す部署が多い傾向があるからです。連絡が来るまでに一番長かった日数は以下のとおりです。

3日以内 4人

4、5日 5人

1週間  24人

2週間  29人

3週間  15人

4週間  6人

1ヶ月  16人

2ヶ月  1人

2週間以内は半数以上と分かります。予想以上に1ヶ月の回答が多いことに驚きです。数日の人と数か月の人では、心の余裕に差がありそうですね。1ヶ月以上も待っていると不合格だろうと思って不安になります。

なぜ書類選考に時間を要するの?

なぜ書類選考に時間を要するの?

結果連絡が来ないとき、どんな理由があるのでしょうか。連絡が遅れる主な理由を説明します。

  • 想定より志願者が多い
  • 不合格である
  • (不合格と決定していないが)優先順位が低い
  • 選考に関わる部署数が多い
  • 採用担当が多忙、繁忙期

想定より志願者が多い

求人に対して志願者が多く、採用担当が提出書類の審査に時間を要すると、連絡が遅れる傾向が強いです。人気な企業には応募が集中し、多数の書類に目を通すため、時間がかかってしまいます。新卒採用に比べて、中途採用は複数名を採用することは少ないです。退職による欠員を補充するためや、新規事業立ち上げ等による人員募集のための求人掲載が多数です。

不合格である

「結果連絡は合格者のみ」と記載はありませんか?不合格の場合、連絡は来ないと考え、他企業の活動に切り替えましょう。

(不合格と決定していないが)優先順位が低い

採用が決定的な提出書類ではなかったが、不合格にする判断もしづらく”保留”状態であると、連絡に時間がかかります。また、志願者の中に欲しい人材が何人もいたら、

該当者の順位は低くなります。これは志願者に問題があるわけではなく、より評価が高いライバルが多くいたというだけです。いくら優秀な人材でも、どの企業にとっても欲しい人材とは限らないですよね。他の選考先では「欲しい!」と即座に評価される人材である可能性があるので前向きに考えましょう。

選考に関わる部署数が多い

企業によっては、選考は複数の部署で進めます。人事だけでなく、配属先の部署などいくつかの部署で検討し、意見交換をして結論をまとめる時間を要します。応募先が複数の部署による選考を行っている可能性を頭に置いておきましょう。

採用担当が多忙、繁忙期

繁忙期と重なっていたり、採用担当が別業務に手をとられると、書類に目を通す時間が取りづらくなります。

採用担当からのこんな意見も・・・

実際に採用を担当した人からすると、結果の連絡が遅い=合格の可能性が低いのは安易な考えであるようです。一番最後に審査した志願者が合格することもあり、全員の審査を終えるまでに合格の連絡をすることは不可能ということです。結果の連絡にミスが発生しないように最終確認を行ってから、結果を連絡する企業も多いようです。

書類選考の結果が分からない際の対処法

「結果の連絡がなかなか来なければ、待つしかない?」

「連絡したいけど、印象が悪くならないかな・・・」

このように悩んだときは何をしたらいいか。対処法を説明します。

  • 基本的に待つ
  • メールまたは電話で問い合せする

基本的に待つ

結果が分からないと不安で、問い合わせしてスッキリしたくなります。転職エージェントを介している場合は、連絡を取って指示を仰いでも問題ないと思います。しかし、直接応募している場合、直接の連絡は好ましくありません。

先ほど、結果連絡が遅れる理由の1つを「採用担当が多忙、繁忙期」と説明しました。企業側にも都合があることを理解できない人、と誤解されるかもしれません。

選考が長引いていても、”合格”の可能性は十分あります。

メールまたは電話で問い合せする

直接応募の場合に、企業に直接連絡すると「催促しているみたいではないか」と気になる方もいると思います。もし「結果連絡は◯日以内にします」と伝えられているときは、参考日数の数日後に連絡してみましょう。

メールで連絡する際の、文面例を紹介します。

例①:状況を確認したい場合

件名:書類選考の結果について_山田太郎

株式会社◯◯

採用ご担当者様

お世話になっております。

貴社の◯◯職に応募いたしました、山田太郎と申します。

◯月◯日に、応募書類を送付いたしました。

合否通知は◯日以内とお伺いしておりますが、その後選考のご状況はいかがでしょうか。

ご連絡をいただけそうな時期の目安をお知らせいただけますと幸いです。

ご多忙のところ恐れ入りますが、よろしくお願い申し上げます。

山田太郎

例②:早く結果を知りたい場合

件名:書類選考の結果について_山田太郎

株式会社◯◯

採用ご担当者様

お世話になっております。

貴社の◯◯職に応募いたしました、山田太郎と申します。

◯月◯日に、応募書類を送付いたしました。

その後選考のご状況はいかがでしょうか。

現在、他社様から内定のお話が出ているのですが、貴社への志望度が高いことから選考の状況をお伺いしたく、ご連絡いたしました。

ご連絡をいただけそうな時期の目安だけでもお知らせいただけますと幸いです。

ご多忙のところ恐れ入りますが、よろしくお願い申し上げます。

メール返信時の基本的なマナーに関しては、『転職活動時のメールで注意することは?マナーや基本ルールを解説』で解説しておりますので、こちらも是非ご参照ください。

電話で連絡する際も、メールの文面と基本は同じです。声のみで相手に用件を伝えるため、はっきりと分かりやすく話しましょう。用件をメモにまとめ、電話をかける際に手元に置いておくと安心です。以下の点に注意して電話をかけましょう。

  • 自己紹介は分かりやすく(だれ、いつ応募した、どの求人 等)
  • 用件は短く
  • はっきり分かりやすく話す
  • 相手に気遣ったお礼(お忙しいところ申し訳ございませんでした/今後ともよろしくお願いいたします 等)

書類選考期間にすること

書類選考期間にすること

時間を要していても合格の可能性は十分あります。しかし、結果がまだだからといって何もしないのは賢明ではありません。不合格だった場合を考え、今後に向けて行動することで希望に沿った転職活動に繋がるでしょう。それではどんなことをするべきなのか、解説します。

  • 提出した書類の見直し
  • 他企業への応募

提出した書類の見直し

書類の審査に時間を要することは、合格に踏みきれない理由があるかもしれません。内容が抽象的ではないか、誤字脱字がないかもう一度確認してみましょう。”応募先が求める人材”に合っているでしょうか。具体的な実績や数値を用いてアピールできているでしょうか。書類の練り上げが積み重なり、より魅力あるプロフィールに進化します。

他企業への応募

応募中に他企業の求人も多く掲載されています。結果待ちしていたために応募期限を逃すことが無いよう、アンテナを張っておきましょう。

転職サイトdodaの調査では、同サイトを利用して内定した人の、平均応募先数は19.4社です(2021年1月~12月の1年間)。複数の企業に応募することで、視野が広がります。初めは興味が薄くても、企業研究している内に魅力ある転職先に変わることがあります。また、1社のみの応募だと比べることができません。「待遇面ではAが優れている」「キャリアアップを図りたいならBが充実しているかも」「これから発展する業界はCではないか」など、転職の目的により合った転職先に出会える可能性が広がります。

まとめ

転職の書類選考期間について詳しくご紹介させていただきました。選考期間は、営業日おおよそ10日です。応募状況や方法、繁忙期など結果の連絡が遅くなる理由はさまざまですが、連絡をすることも対処法の1つです。「まだ連絡がこない・・・」と悩んでいる方は、焦らずに希望に沿う転職先を見つけていきましょう!

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著者

転職エージェント会社の代表。金融機関で約10年勤務(日本、ヨーロッパ、アジア)の後に起業。得意なターゲット層は20代〜40代の証券、銀行、M&A仲介、マーケターが得意分野。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。宅建士。

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