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転職における一次面接の通過率は?突破に必要な3つのポイントを紹介

転職 1次面接 通過率

転職の難易度を把握するため、まずは一次面接の通過率を知りたいという人は多いのではないでしょうか。通過率を把握できていると、事前に心構えができたり、対策を考えることが可能です。本記事では、一次面接の通過率と、突破する3つのポイントを紹介します。

目次

一次面接の通過率は30%未満

一次面接の通過率は30%未満

一次面接の通過率を考える上で重要なのが、一次面接を行う目的です。企業側は応募者を見極めるべく、複数回に渡る面接で徐々に応募者をふるいにかけていきます。企業によって通過率は様々なため、通過率の高い企業と低い企業に分けて、それぞれの特徴を解説します。

一般的には30%未満と低い傾向にある

転職における一次面接の通過率は30%未満で、比較的低い傾向にあります。ポテンシャルや意欲で採用を決める新卒採用とは異なり、中途採用は即戦力としての採用が前提のため、ハードルが高くなりがちです。

しかし、見た目の印象や社会人としてのマナーなど基本的な部分で判断されることが多いので、事前の対策次第で通過率を上げられます。通過率が低いからと悲観せず、通過できるように万全な対策をしていきましょう。

一次面接の通過率が高い企業とその理由

一次面接に受かりやすい企業は、「人手が常に不足している」「業務に特別なスキルや経験が必要ない」という2つの特徴が挙げられます。

専門的なスキルや資格が必要ない業務を行う企業の場合、入社してから業務を覚えれば戦力になるため、人柄や基本的なマナーが重要視されることがほとんどです。

また、慢性的な人手不足に陥っている会社では新しい人材を雇わなければ企業の存続に関わるため、採用基準を低めに設定しています。具体例としては、創業間もないベンチャー企業やサービス業界などが挙げられます。

そのような企業は、見た目の印象や社会人としてのマナーなど基本ができていれば通過できる可能性が高いので、しっかり対策して臨みましょう。

一次面接の通過率が低い企業とその理由

有名な「大企業」や「専門的なスキルや知識が必要な企業」は一次面接の通過率が著しく低い傾向にあります。

大企業は採用倍率が高かったり、高いレベルの人材を求めているためです。身だしなみやマナーなどの基本を抑えても学歴や職歴でふるいにかけられてしまうことが多いです。

また、IT企業など専門的なスキルを必要とする企業では、業界未経験の応募者より業界経験者を優先するため、通過率が著しく低い傾向にあります。

通過率の低い企業では、見た目の印象やマナーなどに加えて「入社後に自分の経験をどう活かすのか」を明確に示し、即戦力として活躍できることをアピールすることが大切です。

一次面接でよくある質問例

一次面接でよくある質問例

転職の理由や志望動機など、定番の質問への対策は重要です。あらかじめ準備ができていれば、余裕を持って一次面接に臨むことができます。

予想外の質問をされると動揺してしまい、回答に矛盾が生じる原因になるため注意が必要です。一次面接でよくある質問を3つ紹介するので、最低でもこの3つは対策しておきましょう。

【対策をおすすめする質問例】

  • 転職・退職の理由
  • 前職での取り組み
  • 今後のビジョン

転職・退職の理由

転職・退職の理由は転職における面接で必ず聞かれると言っても過言ではありません。この質問では、転職に対する応募者の姿勢や考え方を確認する目的があります。

人間関係のもつれや前職の労働環境の悪さが原因で退職を決断する人も多いでしょう。しかし、ネガティブな理由を述べてしまうと、採用後にすぐに辞めてしまうと判断されてしまうため注意が必要です。

新しい業界への挑戦やキャリアアップというポジティブな理由に置き換えて回答しましょう。また、転職や退職の理由が志望動機に繋がるように工夫することも大切です。『転職の面接で困らない退職理由のポイントとは?』では、退職理由の答え方のポイントを解説しておりますので、こちらも併せてチェックしてみてください。

前職での取り組み

一次面接を行う企業側は、基本的に即戦力になる人材を求めています。そのための判断材料として、前職での取り組みや実績を知りたいと考える面接官が多いです。

前職での担当業務や実績を数字を交えながら説明することで、具体性が増し、説得力のある回答になります。また、その実績を達成するために行った努力や入社後に活かせる経験を伝えると、より好印象です。

回答によっては、さらに深掘りした質問をされることが多いので、柔軟に対応できるように心の準備をしておきましょう。

今後のビジョン

応募者と企業のビジョンがマッチしているかを確認するため、入社後はどのような業務に就きたいか、どういったキャリアを積みたいかといった質問もよくされます。採用コストをかけた企業側としては、採用した応募者がすぐに退職してしまっては困るからです。

ビジョンが不明瞭な回答は悪印象を与えてしまうため、企業の事業内容と関係性を持たせつつ、自分のビジョンを明確に答える必要があります。

一次面接を突破できない人の特徴

一次面接を突破できない人の特徴

一次面接を突破できない人の特徴を確認しましょう。理由を理解することで、万全の対策ができるはずです。一次面接を突破できない人の特徴を3つ紹介するので、自分は該当していないかあらためて見返してみましょう。

見た目の印象が悪い

質問への回答を準備することも大切ですが、見た目の印象は全てに優先します。見た目の印象が悪いと、どんなにベストな受け答えをしても面接官には響きません。
具体例としては、スーツのシワや汚い靴、ボサボサの髪の毛や覇気のない表情などが挙げられます。
爽やかな印象を残せるように事前準備を行うことはもちろん、会場についてからの直前の確認も怠らないようにしましょう。

転職や退職の理由が曖昧

必ず聞かれると言ってもいい転職や退職の理由が曖昧では、面接官に悪い印象を残してしまいます。職歴や志望動機が質問の回答と矛盾してしまうと、意欲が低いと判断されてしまうからです。

転職や退職の理由は明確であるとともに、ネガティブにならないよう、ポジティブな理由を答えられるようにしましょう。

質問への回答力がない

面接では理解力やコミュニケーション能力も確認されているため、質問とズレた回答をしてしまうと悪印象を与えてしまいます。

志望動機でやる気をアピールしようとすると、話が長くなり、結局内容が伝わらない回答になりがちです。回答は事前に簡潔にまとめたものを準備しておきましょう。質問が理解できなかった際は、1度や2度であれば、再確認しても問題ありません。

一次面接を突破するために必要な3つのポイント

一次面接を突破するために必要な3つのポイント

一次面接で求められているのは基本的な部分のため、事前に正しい対策をすれば、突破することが可能です。ここでは、一次面接を通過するために必要な3つのポイントを解説します。

第一印象を良くする

前述の通り、面接において第一印象は全てに優先されるほど重要です。面接に臨む際は、以下のポイントを抑えておきましょう。

・髪型が整っているか
・髭や眉毛を整えているか
・爪は長くないか
・スーツにシワや汚れがないか
・靴は磨いてあるか

他にも、声のトーンや言葉遣い、表情や姿勢なども重要です。姿勢が悪いと自信がなく、頼りなく見えてしまうので気をつけましょう。

言葉遣いや姿勢は、間違っていても自分で気づくのが難しいです。第三者に確認してもらい、助言をもらうと良いでしょう。

マイナスポイントを作らない

一次面接は、基本的な面接マナーや志望動機重視の減点方式が多いです。つまり、不合格になる要素がなければ合格できることがほとんどで、マイナスポイントを作らないことが重要です。

主に、身だしなみが整っていない、質問への回答がズレている、面接のマナーが守られていないことなどが挙げられます。

質問への回答を事前に準備し、対策しておくことも大切ですが、面接官の質問をしっかり理解して適切な回答をしましょう。

熱意を伝える

自己紹介や志望動機を伝える際に、熱意を持って面接に臨んでいることを伝えると、良い第一印象を与えることができます。多くの企業を調べた上で、どうしてもその企業に入社したいと思った明確な理由を伝えましょう。

面接の最後でよく問われる「質問はありますか」という問いに対して、逆質問を行うことも効果的です。企業について深く知りたいという姿勢を示すことで、好印象を持ってもらえます。

(まとめ)ポイントを押さえて万全の対策で一次面接に臨もう

ポイントを押さえて万全の対策で一次面接に臨もう

新卒採用と異なり、中途採用では即戦力を期待されるため、一次面接を突破するのも容易ではありません。しかし、本記事で紹介した3つのポイントを押さえれば通過率を大幅に上げることができます。

面接の対策を行う際は、なるべく本番に近い環境で練習し、第三者から意見をもらうことが大切です。一番最初の難所である一次面接を突破し、転職活動を優位に進めましょう。

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著者

転職エージェント会社の代表。金融機関で約10年勤務(日本、ヨーロッパ、アジア)の後に起業。得意なターゲット層は20代〜40代の証券、銀行、M&A仲介、マーケターが得意分野。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。宅建士。

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