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女性への転職祝いに要注意!?選び方やマナーを解説

転職祝い 女性

新しい職場へと挑戦する同僚には、しっかりと感謝の気持ちを伝え、今の職場を良い思い出としてもらいたいですね。同僚への想いが強い程、「転職祝い」の贈り物に試行錯誤するものです。食べ物がいいのか?それとも形に残る物が良いのか?などと悩んだ経験を持つ人も多いことでしょう。

特に女性への「転職祝い」となれば、好きな食べ物や趣味が分からないなど、男性が多い職場であれば一層、苦慮してしまいます。また、「転職祝い」には、選び方やマナーを守っていなければ、失礼にあたってしまうことも。門出を祝う贈り物を気持ち良く受け取ってもらえるものとするために、女性への転職祝いの選び方やマナーを解説します。今までの感謝の気持ちが伝わる最高の贈り物をしましょう。

目次

女性への転職祝いを4つのパターンから選ぶ

お世話になった相手に贈り物をするからには、相手が喜ぶものを贈りたいものです。株式会社リクルートが運営する転職サイト「リクナビNEXT」がおこなった、「転職をした人にプレゼントを贈った304人にアンケート」では、転職祝いのプレゼントを選ぶポイントについてのアンケート結果が紹介されています。

このアンケートは複数回答形式でおこなわれたもので、ポイントに「実用性があるもの」と回答した人が70.8%、「趣味に合うもの」と回答した人が51.8%と、2項目が半数超えの結果になっていました。実用性があり、相手に合わせたものという、相手を思いやる贈り物をしたいという気持ちが表れたものといえるでしょう。

また、女性への贈り物は、男性とは違い、女性ならではの特徴があります。そこで、実用性と趣味を交えた上で「女性への転職祝いを選ぶ4つのパターン」を紹介します。相手女性のニーズに合わせ、素敵な贈り物を選びましょう。

パターン①転職先の職場で活躍するグッズを選ぶ

再就職先の職種に合わせて、新しい職場で使える品物を贈るパターンです。具体的には、名刺入れや小物があげられます。ここで気になるのが、「名刺入れはもう持っていたな」というように、既に持っているということ。しかし、女性は新しい職場に合わせて心機一転、身の回りを新しくする人も多いため、そこまで気にする必要はありません。明らかに新しい職場に似つかわしくない物を贈らなければ、喜んでもらえることでしょう。

パターン②好きな食べ物で選ぶ

お祝いの定番とも言える食べ物シリーズ。お祝いごとなので、女性にはケーキなどでも良いでしょう。しかし、相手の好みが全く分からない場合は要注意。例えばお酒が飲めないのにワインをプレゼントしてしまえば、悪い印象を与えてしまいますよね。好みが分かっていれば、ホッと一息つく時間を少し優雅に過ごしてもらえる食べ物を選ぶと喜ばれるでしょう。

パターン③女性の年代に合わせて選ぶ

生活スタイルは年代によって変わってくるもの。収入がまだまだ少ない20代には、自分ではなかなか手が出ない、少し贅沢な日用品がおすすめです。安定してきた30代には、ビジネスウーマンの装いがあるビジネスグッズなど「質」を上げたものが好まれるでしょう。また、私生活の安定も求める40代には、仕事道具よりも私生活用品がピッタリ。

とはいえ、このパターンはセンスの良さも問われます。選ぶ時には1人で選ばずに、複数人で知恵を出し合う方が、より良い贈り物となります。

パターン④女性への定番グッズで選ぶ

女性への贈り物と言えば、お花や美容系といったものを思い浮かべる人も多いでしょう。プレゼントサイトを見ると多くの種類を扱っていることからも、定番グッズと言えます。ただし、美容系の贈り物は好みも分かれるもの。プレゼントをする際には、女性の意見を取り入れた方が良いでしょう。

NG!女性への転職祝いに贈ってはいけない品物

お祝いの品として相応しくないNGな品物もあるので、注意をしましょう。いくつか例をあげると、「くし」は生活用品ではありますが、「くるしみ」を連想させるため、NGです。次に「履物」は踏み付けるという動作が伴う物であるため、人を見下すものとされています。相手からリクエストが無い限り、避けた方が良いでしょう。また、「下着」は相手との関係性が良かったとしても、お祝いとしては失礼にあたる可能性があります。特に異性への贈り物としては不向きです。

他にも縁起が良くないことを連想させる贈り物は、NGとされています。よく確認をして、お祝い事に失礼が無いようにしましょう。

転職祝いを贈る際の4つのマナー

贈り物を用意しても、最低限のマナーが守られていなければ、相手にとって悪いイメージとなってしまいます。相手に感謝の気持ちを伝え、門出を祝うための守るべき4つのマナーをまとめました。ルールを守り、心地良く送り出してあげましょう。

マナー①相手の現状に沿う

転職祝いは、次の就職先が決まった人に対して贈るものです。まだ決まっていない人や、事情があって本意に沿わない転職をする人には「お祝い」という形は相応しくありません。そのような人には、今までの感謝の気持ちを伝える意味で「お礼」や「餞別」として渡す方が好ましいでしょう。本意での転職では無い人に「お祝い」されると嫌な気持ちがしますよね。相手の現状に沿って選ぶことが大切です。

マナー②相手に合ったタイミングで贈る

再就職する相手は、就職先での準備などで慌ただしい生活を送っているものです。一般的には、就職先が決まった日から初出勤する日までに贈り物を渡すのが良いとされています。しかし、荷物が多い日や予定が詰まっている日に渡されると、かえって困ってしまうケースも。限られた日程の中で、相手にとってベストなタイミングで渡しましょう。

また、お祝いの品に感謝の気持ちを込めたメッセージカードなどを添えておくと、より一層気持ちが伝わるものとなります。

マナー③正しいのしを付ける

のしや表書きに悩んだ経験のある人は多いでしょう。転職祝いにはのしを付ける方が良いとされています。また、現金を贈る場合には、奇数の金額を祝儀袋に入れて包むことがマナーです。表書きには楷書で上段に「御祝い」などと書き、下段には少し小さめに送り主を書きましょう。

水引にもルールがあり、本数は5本で紅白の蝶結びのものが良いとされています。しかし、地域によっては異なることもあるので、相手の住んでいる地域のルールに沿ったマナーを事前に確認しておくことが大切です。

マナー④気を遣わせない金額のものを選ぶ

相手にとって気遣いをさせてしまう程に高価な品物であると、内祝いが不要とされる転職祝いには不向きなものに。上記同様に、株式会社リクルートが運営する転職サイト「リクナビNEXT」のアンケートでは、予算のアンケート結果も掲載されています。

アンケート結果を見ると、職場の部署から贈る場合は3,000円から10,000円以内、個人から贈る場合には1,000円から5,000円以内が多数という結果でした。転職後の慌ただしい生活の中で、お返しに気を遣わせない配慮が必要です。

女性への転職祝い3選(パターン別)

それでは、女性への転職祝いの具体的な例を、上記の「女性への転職祝い4つのパターン」に沿って、順に紹介していきます。相手女性それぞれに合ったものを選び、感謝の気持ちを伝えましょう。

パターン①転職先の職場で活躍する転職祝い3選

転職先でも活躍できる贈り物として、まず1つ目は「名入れボールペン」です。代表的なものですが、職場はもちろん、自宅でも使えるアイテムなので、贈られて困るものではありません。2つ目は「レディース用ブランド名刺入れ」をおすすめします。転職を機に、今まで使っていた名刺入れとは違うものを使う人も多いでしょう。相手の印象に合わせて色やデザインを選べる点でもおすすめといえます。

3つ目は中身を入れ替えることで長く使ってもらえる「システム手帳」。女性らしいお洒落なデザインもあり、新たな職場で活躍を願う贈り物としてピッタリです。

パターン②好きな食べ物で選ぶ贈り物3選

好みが分かれることの多い食べ物ですが、贈って困らせることがないものとして、まず1つ目に「焼き菓子」があげられます。転職直後は慌ただしい日々が続く相手のことを考え、日持ちするものが多いということがメリット。甘いものが得意では無かったとしても、お子様がいる女性なら、喜んでもらえるでしょう。

2つ目は職場でも楽しめる「紅茶」がおすすめです。こちらも日持ちするものが多く、ティーパックタイプであれば、職場の空き時間などに手軽に飲むことができます。3つ目はリラックスタイムにピッタリな「コーヒー」。高価なものであると相手に気を遣わせてしまうこともあるため、お手頃な贈り物といえます。

食べ物は手軽な贈り物といえますが、相手の好みを把握してこそ喜ばれるものです。事前に把握することが難しければ、違うパターンから選ぶことを検討してみるといいでしょう。

パターン③女性の年代に合わせて選ぶ転職祝い3選

相手女性の年代や生活スタイルに合わせたものを贈ると、相手に「自分のことを理解してくれている」という気持ちが伝わり、思い出にも残るものです。まず1つ目には、どの年代にも合わせることができる「レディースポーチ」をおすすめします。外出時に小物をポーチに分ける女性も少なくないため、相手の好みに合わせて贈り物をすれば、喜ばれるものとなるでしょう。

2つ目には持っていて困ることの無い「ブランドハンカチ」。エチケットとして必需品のハンカチは、何枚持っていても困ることがありません。また、相手女性の年代によって、豊富なデザインから選べる点からも、贈り物をしやすいものといえます。

3つ目に、転職の疲れを癒すアイテムとしておすすめの「マッサージクッション」です。腰だけで無く、首用など、疲れの溜まりやすいポイントに向けた商品もあり、相手を思いやる気持ちの表れた贈り物となります。

<h3>パターン④女性への定番グッズで選ぶ転職祝い3選</h3>

女性への転職祝いとして代表的なお花や美容系グッズ。まず1つ目として代表的な「ブリザードフラワー」があげられます。慌ただしい転職直後でも、水やりなどのお世話をしなくても枯れる心配がないことが大きなメリットです。人気が高く、豊富な種類から選べるため、相手のイメージに合わせた贈り物ができるでしょう。

2つ目には、どの年代でも使用用途のある「ハンドクリーム」です。書類作業や家事などをしていると、手荒れをしてしまうため、ハンドクリームでケアをしている女性は多くいます。年代や季節を問わない身近な消耗品のため、相手に気遣いをさせない贈り物です。

3つ目には忙しい毎日にホッと一息つける「バスソルト」。毎日の入浴を少し贅沢な気分で疲れを癒せるアイテムは、お洒落なデザインからも相手女性に喜ばれるでしょう。少しリッチな雰囲気のものから手軽なものまで、多くの種類から選べるため、相手に合わせたものを選ぶことができます。

まとめ

転職は、相手女性にとっては大きな決意を持って臨むものです。相手の好みや心情に合わせることも大切ですが、今までの感謝の気持ちを伝えることも大切。新たなステップアップを応援する気持ちを込めた「転職祝い」を贈ることで、最高の「ギフト」になるでしょう。

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著者

転職エージェント会社の代表。金融機関で約10年勤務(日本、ヨーロッパ、アジア)の後に起業。得意なターゲット層は20代〜40代の証券、銀行、M&A仲介、マーケターが得意分野。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。宅建士。

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