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転職の求人が多い時期はいつ?正社員で効率的に転職するポイント

転職 求人

自分のスキルを活かしてもっと収入を増やしたい、より働きがいを求めたいなど仕事を変えたいと考える理由は様々です。以前よりも仕事を変える人は増えているので、現在では多くの企業が中途採用をしています。しかし、求人を探した時になかなか見つからず苦労している人も多いでしょう。

実は、転職の求人は多い時期が決まっています。今回は転職の求人が多くなる時期や正社員として効率的に転職するポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

転職の求人が多くなる時期はサイクルがある

転職の求人は基本的に、一定のサイクルがあるのです。新卒採用がうまくいかなかった、上期に離職者が多かったと企業によって理由は様々ですがどこも似たようなタイミングで求人増加があるといえます。求人が多い時期を理解して、効率的に転職を進めましょう。『転職の難易度は時期で決まる?転職成功のために必須の知識』も併せてチェックしてみてください。

企業の採用意欲が高くなる4月~5月

4月〜5月は、すでに新卒採用で人が補充されている時期です。そんな時になぜ求人が増えるのか、というと新卒ではなく即戦力としてより人手が足りない部署に人員を補充したいときだからだといえます。例えば、4月からスタートする新プロジェクトや新しい体制で、中心となる経験を積んだ人が欲しいなどが理由です。

もちろん、新卒を育てることは大事ですが業績を上げたいと企業は思っています。一定年数の社会人経験があり、同業種の仕事をしていた人なら、即戦力になるでしょう。そのため、企業が4月〜5月に頼りになる人材を探すために求人を出しています。

求人数としては、選ぶのも困るというほどではありません。しかし、採用意欲が高い企業の求人が並んでいますし、転職を希望する人としてはライバルが少なくて転職しやすいタイミングです。なぜなら社会人の多くは4月〜5月は忙しい時期なので、転職を検討していても活動はなかなかしません。

ライバルがいない中で、採用意欲が高い企業に応募することで、案外スムーズに転職先が決まる可能性もあるのです。

離職者が出やすい8月~9月

春に採用された人達が夏を迎えるころに離職をする、もともと在籍していた人が離職しやすい時期が6月〜9月です。ある程度仕事を覚えていった頃に、仕事の悩みも発生するので離職者が多くなりやすい期間だといえます。

特に8月〜9月は人員が減っていてもいなくても、新しい活動や業務に対しての人員補てんが重要になる時期だといえるでしょう。社会人経験が長くて、即戦力になる転職者を求めている企業が増えます。こうした下期を見据えた求人は、今まで見たことがない求人情報も公開される可能性が高いです。

ただ、多くの人が8月〜9月は求人が増えることを知っているので、ライバルが多い時期でもあります。なんとなくいいな、と思う企業に応募しても結果がついてこないので、しっかりと求人を見極めましょう。

新年度を控えた2月~3月

年末や新年度を迎える前の3月あたりに離職する人が非常に多いので、2月〜3月も求人が多くなります。2月〜3月に応募した場合、4月入社が基本なので企業側としても新卒と一緒に教育ができ、区切りの良い時期です。また、企業によっては採用予算を使い切りたいから、3月まではたくさん求人を出している場合もあります。

転職の求人が増える時期のメリットデメリット

転職の求人が増えると、転職しやすい環境が整うのでとても魅力的に感じられます。しかし、メリットばかりではなくてデメリットもあるので、後悔しない転職活動を目指すためにも、理解しておきましょう。

メリット①仕事の選択肢が増える

求人数が多い=仕事の選択肢が増えます。あまり求人がない時期に転職活動をしても、自分の希望に合う仕事やチャレンジしたい職種などに巡り合えない可能性が高いです。求人数が多いと選択肢の幅が広がり、気になっていた仕事にチャレンジできる機会も増えます。

転職の求人が多ければ、今までは視野に入っていなかった仕事に興味がわく可能性もあるのです。せっかくの転職活動なので、キャリアの幅を大きく広げるチャンスだと思ってください。

メリット②正社員採用も多い

求人数が多いと、採用される可能性も当然高まります。企業の採用意欲が高い時期に転職活動を行うと、正社員の求人も多く見つけられるのです。求人があまりない期間でも正社員募集の求人は見つけられますが、契約社員が多い傾向が特徴だといえます。

一方で求人数が多い時期は、企業も採用者を本気で探しているので正社員として企業に選ばれる確率もかなりアップします。企業とのやりとりもテンポ良く進むので、転職しやすいのです。

デメリット①ライバルが増える

企業が人を求めている時はライバルたちも転職活動を行っているタイミングなので、どうしても転職者が増えます。大手企業や人気の職種などには応募が殺到するので、わずかな採用枠に多くの人が応募するとそれだけ企業は慎重にふるいにかけるでしょう。

人並はずれたスキルや持っている人が少ない資格などを持っているなら別ですが、ある程度の経験だけで闘うには難しい場合もあります。ライバルと差をつける職務経歴書の作成、面接の練習などが重要です。

転職を効率的に進めるポイント5つ

転職活動をスムーズに進めるためには、単純に求人を見てその時その時で応募するだけでは難しいです。転職活動をスタートさせるタイミングも重要ですが、そのほかにも意識しておきたいポイントをご紹介するので、意識しながら行動してみてください。

①求人情報を毎日見ない

ハローワーク、求人サイト、求人誌など探す方法はたくさんあります。どの方法でも、毎日求人が更新されるわけではありません。もう少し詳しくお伝えすると、ハローワークは開庁日であれば毎日更新されます。

しかし、見たことがない求人がたくさん更新されるわけではなく、1件2件増えるだけといった場合がほとんどです。そのため、毎日ハローワークで求人を確認する必要はありません。例えば週に1回だけでも十分ですし、求人サイトや求人誌の場合は明確に何曜日と何曜日に更新と決まっています。

仕事を変えたいと行動している時は、気持ちが焦りがちなので毎日求人をチェックしてしまいますが更新されてもいないのに見ても時間の無駄です。更新日だけ確実に求人をチェックして、履歴書や職務経歴書の見直しなどを日ごろは行いましょう。

②転職したい職種をかためておく

転職したい職種を決めておかないと、求人数が多い時期に探すと苦労します。ある程度でもいいので、今している仕事と似ている職種が良い、全く異業種で働きたいなど自分の理想をまずは検討してみてください。

効率的に求人をチェックするためには、自分の中で業種をかためておかないと探しにくくて時間がかかります。転職時の面接でも志望理由を聞かれることを想定して、自分はどんな仕事をしたいのかについて十分に考えると良いです。

③応募の前に必ず職務経歴書を用意する

多くの人は、応募したい企業が見つかってから履歴書や職務経歴書を用意します。履歴書は志望動機を書いたりするので企業に合わせて書いた方が良いですが、職務経歴書に関しては自分の経歴を書くものなので都度書く必要はありません。

転職をしようと決めた段階で、まずは職務経歴書を用意しましょう。自分のスキルや経験を棚卸するためにも、職務経歴書は非常に重要なポイントになるので、しっかり作り込んでください。

④すぐに応募せず会社の評判を確認

気になる求人があるとすぐに応募したくなりますが、魅力的な求人を出していても蓋を開けてみるとブラック企業だった、というケースも多いです。なので、まずは冷静に会社を見極め、判断することが大事だといえます。

わかりやすい判断方法は、会社の評判を掲載している口コミサイトを確認することです。希望企業で働いていた、今も働いている人のリアルな声を確認できるので、考慮しながら応募を検討してみましょう。もちろん、口コミだけで判断はできないので、面接時の雰囲気と併せて検討します。

⑤困ったときは転職エージェントを利用する

どうしても時間がない、仕事をしながら転職活動が大変という場合は転職エージェントを利用するのも1つの方法です。転職エージェントであればメールや電話で転職の相談ができ、自身の経験や身につけたスキルに合わせた企業を紹介してくれます。

非公開案件の紹介などもあるので、自分1人の力ではなかなか転職が難しいなと思う人は積極的に利用しましょう。無料相談やカウンセリングは随時受け付けているという場合がほとんどなので、転職サイトのエージェントや求人会社のエージェントなどに相談してみてください。

行動力は転職を成功させる大きな秘訣なため、自分の時間がない現職が忙しすぎるのであれば、様々なサービスを活用すると良いです。エージェントを利用すると、面接指導や履歴書・職務経歴書の添削サービスもあるので、効率性がアップします。

まとめ

この記事では、転職の求人が多い時期や探し方のポイントなどをご紹介しました。転職の求人は一定のサイクルで増減するため、転職活動をスムーズに行うためには、ピンポイントの時期を狙って行うと良いです。ライバルも多いですが、求人が多い分自分が理想としている企業に就職できる可能性もグンと上がるので、おすすめだといえます。

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著者

転職エージェント会社の代表。金融機関で約10年勤務(日本、ヨーロッパ、アジア)の後に起業。得意なターゲット層は20代〜40代の証券、銀行、M&A仲介、マーケターが得意分野。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。宅建士。

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