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未経験職種への転職!志望動機の考え方を解説

転職 志望動機 未経験

昨今では、転職が当たり前の時代になっており、1つの会社に依存しない考え方が普及しています。転職の理由は
「自身のスキルアップのため」「未経験職種に挑戦する」などさまざまです。

そんな中、未経験職種へ転職する際の志望動機がわからない、考えられないと言った人も多いのではないでしょうか。

この記事では、未経験職種への転職をする際の志望動機の考え方について解説しています。

例文を見てそれに自身のことについてあてはめていくことは簡単ですが、それでは転職先に印象を与えられないでしょう。
考え方を理解することで、自分オリジナルの志望動機を作ることができ、転職先に好印象を与えることができます。

目次

未経験職種へ転職する際の志望動機の作り方

志望動機の作り方は、「自分の転職の軸」「転職先企業の魅力」「マッチング」の三段構成で作ることが大切です。

志望動機では、「あなたの会社でずっと働き続ける意思がある」と明確に伝える必要があります。採用担当者に「この人優秀そうだけどまたすぐに転職しそうだな」と思われてしまってはいけません。

志望動機は転職活動において重要ポイントとなるので必ず抑えるようにしましょう。

自分の転職の軸

転職の軸とは、今回の転職において、自分が必ず実現させたい最優先事項のことをさします。

例えば、前職は広告代理店で働いており、メーカーに転職したいとしたとき、強い自社商品を持っている企業に転職したいと伝えると同時に自分なりのエピソードをまじえながら伝えることが大切です。

これまでは、自社の商品ではないので浅い関わりしか持ってこなかった、商品自体を改善するべきなのに自社商品ではないためどうすることもできない、商品のきかっくからプロモーションまで関わりたいなど、ストーリー性のある自分のエピソードをまじえて「転職の軸」を伝えるようにしましょう。

転職先企業の魅力

転職の軸に沿って、転職先企業の魅力をほめることも大切です。

例えば、転職先企業の独自商品を実際に手に取って使い、感想をまじえながら、こんな商品をプロモーションしたい、素晴らしい商品を持っていると企業の魅力を伝えるようにしましょう。

マッチング

自分が転職先の企業で強く働きたいと思う転職の軸と魅力的なサービスがあるという企業の魅力がマッチしていることを伝えます。

更に「この商品・サービスをこんなふうにプロモーションしたい」と締めることで強い志望動機になるでしょう。

未経験職種へ転職するための志望動機とは

未経験職種へ転職するための志望動機には、自身を上手くPRする必要があります。「自分には得意なことがない」「スキルがない」からと思考を停止させてしまってはいけません。未経験職種だからこそこれからやれることや熱意を持つことができるのではないでしょうか。

ここでは、自分では気づけない自己PRを上手くまとめる方法を解説していきます。

前職での業務内容・スキルを転職先で使うには

これまで仕事をしてきたものは全てが自分のスキルになります。職場でのコミュニケーション能力や業務内容を伝える企画提案力、与えられた仕事や自ら仕事に取組む持続力、問題可決能力などビジネスシーンで得られるスキルは未経験職種でも能力を発揮できるでしょう。

今まで培ってきたビジネス能力をまとめ転職先でどう活かせるかを考え、まとめることが大切です。

転職先で活躍するために取り組んでいること

未経験職種だからといって胡坐をかいていてはいけません。自身が持つ資格やスキルを証明することは簡単ですが、それが明確に転職先で活かせるとは限らず、未経験だからこそ新たに学習し、習得しなければならない資格やスキルもあるでしょう。

そういったものを現在学習している、資格を取得したなど自ら行動しなければなりません。現在行動していることが、入社後にどう活かせるかを明確に説明できるようにしましょう。

転職先でどのように活躍したいか熱意を伝える

転職先に入社できたとして、「いつまでに」「どのようなことを」「どんなふうに」を明確に伝えることで熱意をアピールすることができます。現在取り組んでいることを添えることで転職先で活躍する本気度を伝えることで好印象を持ってくれるでしょう。

陥りやすい志望動機の落とし穴

未経験職種へ転職する際の志望動機の中で、陥りやすい落とし穴があります。この陥りやすい志望動機の落とし穴を理解することで、より熱意と誠意がこもった志望動機を考えることができます。

会社説明ではダメ

よく陥りがちなのが、転職先の企業の魅力ばかりを伝えてしまうことです。転職先の企業の魅力について伝えることは大切なことですが、魅力ばかりを伝えてしまうと志望度や熱意を伝えることができません。

企業の魅力は、あくまで自分なりの転職の軸があり、それに沿った企業の魅力を伝えるからこそ志望度の高さや熱意を伝えることができます。

単純に、「御社のここが差別化されている」「創業者の理念が素晴らしい」などを並べても、単なる「会社説明」になってしまい志望動機にはなっていません。

志望動機は、自分なりの転職の軸から始めなければ採用担当者の心に刺さらないことを覚えておきましょう。

欲望丸出しではダメ

転職を最初に考えた時に思うことは、「給料を上げたい」や「残業を減らしたい」などの欲望があって転職しようと決意することが多いでしょう。だからといって、志望動機に欲望が丸出しでは採用担当者にはじかれてしまいます。
志望動機と転職理由については、明確に区別する必要があります。転職理由に関しては、『第二新卒必見!第二新卒の転職理由ランキングTOP5と転職理由例文集をご紹介!』に解説をまとめていますので、こちらもご参照ください。

志望動機はあくまで、転職先の企業が持つ商品やサービスについて触れることが大切です。

仮に、採用担当者に「給料を上げたいのか」や「残業を減らしたいのか」と聞かれた場合は、オブラートに包んで伝えるようにしましょう。

例えば、「給料を上げたい」というのは、「自分の市場価値を計る重要な指標になるのでこだわりたい」と伝えたり、「残業を減らしたい」というのは、「自分の時間を確保して自己研鑽に努めたい」といったように伝えるといいです。

職種別の志望動機例文を紹介

一部ではありますが、未経験職種へ転職する際の志望動機の例文を紹介します。しかし、この例文はあくまであなたの志望動機を考えるための一部であって、この内容をそのまま使ってはいけません。

人はそれぞれ違った動機があり、伝え方があります。例文を参考にし、自分なりの志望動機を作ってみましょう。

営業

自身の頑張りが直接会社の売り上げに貢献でき、それが自分の評価にもつながることが魅力的だと思い営業職を希望いたしました。

御社の取引先が私が前職の業界であることに気が付き、業界の顧客ニーズや必要とするサービスを熟知しているので御社に貢献できると思いました。

また、御社では営業力を高めるために外部講師を招いた講義を毎月行っていると御社パンフレットで拝見させていただきました。自分のスキルや能力を高めるために講義をはじめ、諸先輩方の働き方をいち早く吸収し、御社に大きく貢献できる戦力として活躍できるよう精一杯努力していきます。

一般事務

前職では販売員として接客スキルを磨くとともに、伝票整理や在庫管理、シフト管理などの事務作業も行ってきました。事務作業では、いかに効率よく正確に作業を行えるかに重点を置いて作業し、マニュアルの作成やテンプレートを用いた業務をしてきました。

また、一般事務職で必要なパソコンスキルを磨くために、現在ではMOS資格の学習に取り組んでおり、Excelでのグラフや表の作成、Wordでの文書作成能力を高めております。

前職で培ったコミュニケーション能力とパソコンスキルを用いて、御社の事務職に貢献したいと思い志望いたしました。

コンサルタント

私はこれまで営業職として働いてきました。ある時、取引先の社長にヒアリングを行う過程で、組織体制の整備について自分なりに考え、それについて学習し提案したところ、大変喜んでくれたことがあります。この経験を活かして、経営者のパートナーとして経営課題の本質をとらえ提案する仕事であるコンサルティングに強い興味を持ちました。

御社のコンサルティング能力は単なる業務解決だけでなく、高い経営課題の分析力・解決力で組織変革の支援に力を入れていることに魅力を感じました。私もこれまでの経験を活かすのはもちろん、御社のテーマである「変革」に積極的にチャレンジし、社会貢献の一員として活躍したいと思い志望いたしました。

まとめ

未経験職種へ転職を考えることはとても勇気がいることだと思います。しかし、あなただからこそ活躍できる職種がきっとあるはずです。

未経験職種への転職で志望動機を問われた際に、あいまいな答えをするのではなく、明確な理由を説明できるよう、一つひとつ自分を見直していきましょう。また、転職先で自分がどう活躍しているか考えることで、何を頑張りたいのか、何をしたいのか、どう活躍したいのかを明確にすることができます。

志望動機は重要なポイントなので時間をかけて自分なりの志望動機を作成するようにしましょう。

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著者

転職エージェント会社の代表。金融機関で約10年勤務(日本、ヨーロッパ、アジア)の後に起業。得意なターゲット層は20代〜40代の証券、銀行、M&A仲介、マーケターが得意分野。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。宅建士。

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