転職するときの採用試験に必要となるのが面接です。これから面接があることだと思います。しかし、その場合に「新卒との違いは何だろう」「どんな内容になるのか気になる」といった感情になりませんでしたか。
転職者によくある悩みですが、質問に対する回答を用意しておけば面接当日は落ち着いて受けられるようになります。転職の採用試験には面接が重要なのは分かっているけど、どんな質問をされるのか知りたいと思いますよね。
この記事では転職の面接で聞かれる質問を5つ厳選してご紹介します。面接の質問に対するヒントも説明しているので、ぜひ参考にして下さい。
私の経歴から言えること
ここで私の経歴を紹介します。私は地方出身なのですが、大阪の4年生大学を卒業後そのまま大阪で就職しました。いわゆる警備業ってやつです。ここで4年くらい居ました。
しかし、上司のパワハラや仕事が自分に合っていないと思い退職。なんとその年に結婚していたのですが、限界がきてリタイアしてしまいました。ホントに申し訳なかったです。
そのときに住んでいたのは社宅だったので、退職すると同時に出るはめに。肩身のせまい思いで妻の実家に住むことになりました。それから数ヶ月、ホテルのイタリア料理店でアルバイトをしました。
その後、小学校の用務員として市役所の1年契約で採用されました。この仕事は、校長先生や教頭先生、多くの良い人に恵まれていたのですが、手取り11万円くらいだったので契約更新と同時に退職することに。
その次の仕事は、教頭先生から「自動車整備の仕事が合ってるんちゃう」とアドバイスされたので、いくつか自動車整備を未経験でも可能なところを受けていました。
応募条件は未経験可と記載があっても、やっぱり厳しいのが現状ですね。しかし、1つだけ受かったところがありました。それはなんと、トラックの整備だったのです。
ここでは、トラックや特殊車両の車検や修理をやっている会社でした。それが驚いたことに、溶接やガス切断もしなければいけませんでした。なぜなら、部品が取れたときに溶接で接合する必要があったためです。
そのため私は毎朝早く出勤し、溶接やガス切断の練習をしていました。私の部署は、クレーンやダンプなどの油圧で可動する部品の修理を担当していました。よく部品の油もれの修理があり、パッキン交換をしていました。
しかし、10ヶ月で精神的にきてしまい退職しました。その後、工場での派遣を4年くらいして、実家に帰るため辞めました。次も工場ではありましたが正社員で入社。
この会社では機械のオペレーションをしていたのですが、覚えることが多すぎて2年で退職。今は在宅でパソコンでできる仕事をしています。これが自分にあっていると思います。
ここまでは私の経歴になります。よく「自分にあった仕事をするんじゃなくて、仕事に自分をあわせ」なんて言われると思いますが、これ間違っています。
自分にあった仕事は絶対にあります。努力は必要ですけどね。自分にあっていなければ生産性は下がりますし、体力や精神的にもたないでしょう。なので自己分析をしっかりして下さいね。
こんな私が以下で説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。
面接で聞かれる5つの質問
企業によって面接時の質問内容は異なりますが、聞かれやすい内容は下記の5つです。
- 自己紹介
- 転職理由
- 志望動機
- 長所・短所
- 自己PR
質問される順番は変わってくると思いますので、対応できるようにしたいですね。採用試験に合格するために、ぜひ自分のストーリーとしての回答を準備しておきましょう。
上記以外にも、質問があるか聞かれた際に、自分の抱いている質問を投げかけることによって「仕事に対する意欲がある」という判断をしてもらうことも可能です。
以下では各質問に対して解説していきます。
自己紹介
面接官が質問をするのには、それなりの理由があります。では、自己紹介によって採用担当者が知りたいこととは何でしょうか。
・あなたの人柄
・あなたのコミュニケーション能力
・あなたの経験やスキルが自社にマッチするのか
・あなたと話しやすい雰囲気にしたい
自己紹介の説明を受ける際にチェックしたい項目は主に上記の4つです。現場仕事の場合は働いてみないとわかりませんが、面接時の自己紹介で知りたいのは経歴などは基本となる情報がほとんどです。もし一番目の質問なら、あなたの第一印象が決定することになります。なので、それを意識しておきましょう。
解決策として、
・1~2分くらいで話す
・あなたの職務経歴とあわせてスキルと実績を簡潔にまとめる
・応募の意欲を伝える
話が長すぎると、相手の聞いてくれる姿勢を崩してしまうとともに、簡潔にまとめられないという印象を与えがちです。印象を良くするためにも、明るい表情でゆっくりとハッキリと話すと効果的です。
既に前職で役職が付いていた場合は、スキルと合わせて役職・具体的な業務内容・今までの業務を面接を受ける会社でどのように活かせるのかを伝えると、採用した後のビジョンを描いてもらいやすいです。
転職理由
転職者にとって必須となるのが、この転職理由でしょう。面接官が転職理由で知りたいことは、
・転職理由が自社に入社することで実現できる
・入社後に同じ理由で辞めないか
・自社の経営理念と合うか
の3つです。もし入社しても、すぐに辞めることになればお互いにとって望ましいものではありません。そのため自分がしたいことは、前職では実現できないと感じたので転職を決意したと伝える必要があります。
転職するからには、それ相応の不満があることは採用担当者も察しています。マイナスな理由でも、なるべくポジティブな表現にするのが鍵。会社の愚痴を言うのは最悪の結果を生み出します。
転職理由に限ったことではありませんが、具体的・論理的に話すのがおすすめです。あなたが前職で改善しようと努力した姿勢が伝わると良いです。あなたのビジョンのため転職したんだと話せばネガティブにはなりませんから。
面接において不適切な発言はやめましょう。本当のことであっても、言わないこと
で不利になるということではありません。あなたの前向きさを面接官も求めていることでしょう。私が失敗したなと思ったのは「人間関係でやめた」と言ってしまったことです。緊張から思ったことを伝えてしまう人も多いので、細心の注意を払いましょう。

志望動機について
志望動機を問うた際に、面接官が確認したポイントは下記の3つです。
・自社の理解と応募の熱意
・自社に対しどのように貢献してくれるのか
・うちで長くいてくれるのか
企業は自社について理解しており長期にわたり勤務してくれる人財を探しています。なので「何で、うちを受けたのか」という、ところを具体的に伝えなければいけません。
また志望動機には、「職種や業種に対するもの」「会社に対するもの」の2種類あります。職種や業種に対する志望動機から、会社に対する考えを話すと面接担当に納得されやすいでしょう。
志望動機では、自社に対しての熱意や長く働ける意志を伝えましょう。具体的に伝えることによって、企業側の「退職せずに続けてくれるか」といった不安を取り除くことができます。
企業側としても、将来性がある人物を雇いたいと考えています。辞めそうな人物を採用してしまうと、人件費の無駄であるとともに、教育の手間による生産性の低下を招くため、長期にかけて働いてくれる人物だけが欲しいと考える場合がほとんどです。
さらに同業の会社でも変わりがないような内容だとインパクトが弱いです。そのために企業研究が大切になります。例えば、企業のホームページや新聞、インターネットなどから情報を集めます。そして、会社のポジションや将来性を理解することで面接において説得力のある回答ができるようになります。
具体的に「自分が企業に入社できた際にどのような活躍ができるのか」「自分の強みを活かしてどのような魅力を会社に与えることができるのか」を伝えることができるのが良いでしょう。
長所・短所
長所
面接官が長所で知りたいことは、「会社で活躍できるか」になります。さらにいうと、あなたの長所から強みを発見する目的があります。これまでの経験を振り返って長所や強みを考えてみましょう。
気を付けなければならないことは、良いところばっかり言うことです。自分の魅力を伝えることも大切ですが、実際に行動してどう感じたのか伝えるのおすすめ。さらに、会社が必要としているポイントにしぼること重要です。そうすることで、あなただけの強みを伝えることができます。
短所
短所において面接官が知りたいことは、弱点だけではないということです。それは、「自分の短所を自覚し、どのように対策や意識しているか」になります。長所も度が過ぎれば短所になるので、注意が必要です。
その逆で短所であっても、それが長所となるのでポジティブに考える必要があります。自分の短所を認め改善していることや、短所の克服といった問題解決力のアピールチャンスです。
問題解決力をアピールできると、トラブルが起きた際に対応してくれる人物として期待されるだけでなく、役職を任せても他の人を引っ張る力があると判断されやすいです。
転職を行うときはしっかりと自分の魅力をアピールできるようにしておくことが採用試験で勝ち抜くポイントです。
自己PR
面接官が自己PRで知りたいことは、「自社で求められる人財で、貢献できるのか」を把握するためです。今までの質問とあわせて自社に適しているか判断されます。
自己PRは、自分の価値を伝えるのに絶好の場になります。長所やアピールする場合には、どうやって活かしていくのか伝えなければいけません。短所にあってもアピールポイントとなるので、それを意識するようにしましょう。
まとめ
今回は「転職の面接で聞かれやすい内容5選」について解説しました。面接での質問5つをまとめると
・自己紹介
・転職理由
・志望動機
・長所と短所
・自己PR
になります。
事前に質問される答えを準備するだけで、面接において有利に進めることが可能です。面接が順調に進み、最終面接まで進めた方は、『転職における最終面接の通過率は?通過率を高めるポイントを知ろう!』もご参照いただき、内定を勝ち取るコツをチェックしてみてください。
以上で今回の記事は終わりになります。あなたの転職の成功を願っています。