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第二新卒の転職の意義とは?

転職 第二新卒

第二新卒とはどの世代を指すのでしょうか。求人は数多くありますね。

第二新卒の転職は何か特別な意味があるのでしょうか。

第二新卒だからといって、新卒や中途採用をためらう必要はありません。世の中に出て身につけたスキルや能力、今後の課題に取り組みながら、新しい会社に慣れていけば問題ありません。第二新卒ならではのパワーや武器をもとにして、希望する就職先を手に入れてください。

目次

第二新卒とは?

学校卒業後数年以内に転職を希望する若者(25歳くらい)で、留学などの理由で就職活動の開始が遅れた方が第二新卒といいます。第二新卒とは、数年社会で働いて務めた会社を辞めて新しい仕事を探して転職する人のことを指すのですが一概には言えません。

入社後数年以内に離職する新卒者の割合は年々増加しています。厚生労働省の新卒離職率統計によると、3年以内の離職率は約3割。その理由の一つに、不況の影響で採用人数が減少しており、就職活動の初期・期間短縮で自分に合う仕事がなかなか見つからないことが挙げられます。

また、実務経験の有無は、第二新卒と既卒者の大きな違いです。

第二新卒採用要求度アップ

新卒採用の見通しは7割以上の企業が「積極的」

2021年には、回答者の41% が入社への意欲が高いと答え、続いて 36% の回答者が一緒に仕事ができると答えました。

また、今後1年間の新卒採用の見通しについて、「積極的」と回答した人は62%(【今年より積極的】18%+【今年から変わらず】44%)。43%の企業が「活躍している」と回答しており、ここ数年で新卒採用ニーズが拡大していることがうかがえます。

企業は、社会人としての基本的なビジネスマナーを身につけた新卒者がいないか必死で探しています。そもそも第二新卒は、実務経験のない新卒者と、経験のある労働力で働く準備ができていることが期待される中途採用者の中間にあります。

第二新卒が必要な企業の理由とは何か?

転職を希望する若手社員の採用に関しては、どの企業も採用意欲が高く、経験ではなく潜在能力を重視して採用している企業が多いです。

ビジネススキルを持っていると解釈されます。それは、若いため企業文化に順応しやすいことが挙げられます。

第二新卒の転職の主な理由は?

・スキルアップしたい、・年収などの待遇に不満がある

第二新卒者の転職理由を聞くと、大きく分けて「キャリアアップのため」と「今の仕事に不満があるから」の2つがあるようです。その根底にあるのは、新卒採用時や前職での経験では得られなかったものを得るために再チャレンジし、可能性を広げたい。

仕事は人生で最も重要なことです。キャリアアップしたい理由や前職での不満の原因を突き止め、次のステップにつなげることが重要です。

また、「自分にとって価値のある会社とはどのような会社か」など、ご自身の「仕事観」を見つめ直す大切な機会でも
あります。

人それぞれ転職のスタイルが違うのは当然ですから、対策も変えなければなりません。

2ヶ月以内(転職開始から内定まで)

20代男性の65%、20代女性の67%が、転職を意識して求人情報を調べ始めてから転職エージェントの情報を調べ、現在の会社に応募するまでの期間は「2ヶ月以内」と回答。現在の会社に応募してから内定までの期間は、男女ともに8割以上が「2ヶ月以内」と回答。 20代男性は「2週間~1ヶ月未満(28%)」、20代女性は「1週間未満(27%)」が最も高い割合でした。

中途採用は新卒採用よりも選考期間が短い傾向にあります。

その理由は、新卒採用のような一括採用ではないため、一度に多数の候補者を選考する必要がないからです。

転職を前向きでポジテイブ行動と捉える傾向アップ

「転職しやすいですか?」と聞いたところ(20代の転職経験者)、4割以上が「そう思う」と回答。男女別では、男性で「そう思う」46%、「そう思わない」27%。女性では「そう思う」45%、「そう思わない」28%。

「転職は前向きな動きですか?」と聞いたところ、男女ともに6割以上が「はい」、女性は約8割が「はい」と答えています。

転職が決まったら具体的な計画を立てて、前向きな気持ちで働きましょう!

第二新卒の転職はいつがいい?

一般的に、就職活動は季節を問わず一年中行われると考えられています。

4月(転職活動は1月~3月)、10月(転職活動は7月~9月)

この2つの時期が転職しやすいと言われる理由とは?

4月(※1月~3月)

この時期は、過去1年以内に退職した新卒者の補充や、定年を迎えた社員もおり、欠員が発生しやすい時期です。4月には新卒者を対象とした社内研修への参加も可能です。新卒採用は、会社のルールや社風に早く慣れるため、この時期が多い傾向にあります。ただし、4月の場合は他の時期と比べても競争率が高く、魅力的な会社はどうしてもすぐに埋まってしまいやすいです。

そのため、自分の希望する条件に合う企業を見つけた場合は率先して応募するようにしましょう。

10月(※7月~9月)

この時期は転勤や転勤による欠員が多く、求人数が増えます。6月のボーナスで離職する求職者も多いです。

また、多くの企業では10月から下期が始まり、人事担当者にとっては4月採用と同じように社員教育が一気にできるメリットがあります。

人手不足が常態化している企業によっては時期を問わず人材を求めています。常に求人サイトをチェックして、自分が目指している企業や条件の良い企業が募集しているかどうかです。求人サイトについては、『20代向けおすすめ転職サイト』におすすめを紹介しておりますので、こちらもチェックしてみてください

第二新卒のメリット・デメリット

第二新卒は短期間で退職するため、一見不利に見えます。

そこで、第二新卒の長所と短所を紹介します。

メリット

●一度社会に出た人として認められる

●雇用主はモチベーションが高いと信じています

●会社の強みとして伸ばしやすいので採用されやすい

●異業種への転職も可能

また、出勤経験を活かして転職しようとする意欲や意欲を高く評価しています。

新卒者は就職活動で多くの企業に応募しますが、第二新卒の場合、その企業についても徹底的にリサーチする必要があります。選んだことを会社が認識しているからです。

確かに即戦力の中途採用は現場で役に立ちますが、培ってきた知識やスキルに加えてプライドもあるため、企業とうまくやっていけない人も多いです。また、会社になじむために必死に努力します。

中途採用の場合、新しい職場の先輩は年下ということも珍しくなく、指示が出しづらい、喧嘩しやすいなどの問題もあります。そして、新しいことにチャレンジする年齢としては、2回目の新卒がラストチャンスと言えます。

採用側も「ずっとやりたかった仕事を諦めずに挑戦した」などの動機を「熱意とやりがいがある」と評価してくれます。若いうちは新しい仕事をすぐに覚えられるし、第二新卒なら前職での経験が少ないため、ビジネス吸収力が高く、会社としてはそこが有利だと考えています。

デメリット

● 基本的なビジネスマナーやスキルを持っていると見られる

● 現場での経験がほとんどないため、混乱することがよくあります

● すぐにやめてしまうことに注意してください

第二新卒はすでに社会人として働いているため、同社の期待値は高い。ですから、新しい仕事を探すときは、できることを強調し、できないことは謙虚にしましょう。

現場に出ても、全く違う社風や異業種の会社にいたら、戸惑い、ミスも増えます。毎回ビジネスを学び、上司に確認して同じ過ちを繰り返さないようにします。例えば、「この仕事は初めてだけど、仕事をする上で気をつけることはありますか?」

また、第二新卒は、新しい企業文化に溶け込みやすいというメリットがある反面、企業がすぐに退職してしまうのではないかと心配するケースも出てきます。したがって、面接中は前向きな姿勢を強調してください。

例えば、「前の仕事が苦手だったので、○○の課題に向き合い、長く働けるように頑張ります」など。それを与えて、それを修正するための努力を伝えましょう。大切なのは、第二新卒で学んだことを会社にアピールすることです。

第二新卒でも安心して一歩踏み出しましょう

「最低でも3年は同じ会社で働かなければならない。」

世間ではよく言われる言葉ですが、新卒だからと言って採用される仕事や業種もあり、新しいことを始めるには早めに転職する勇気が大切です。

第二新卒だからといって、新卒や中途採用をためらう必要はありません。世の中に出て身につけたスキルや能力、今後の課題に取り組みながら、新しい会社に慣れていけば問題ありません。第二新卒ならではの力強さをベースにして、活躍可能な就職先を手に入れてください。

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著者

転職エージェント会社の代表。金融機関で約10年勤務(日本、ヨーロッパ、アジア)の後に起業。得意なターゲット層は20代〜40代の証券、銀行、M&A仲介、マーケターが得意分野。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。宅建士。

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