転職がしたいと考えてもすぐに転職をするのは大変なことです。まずは職種や転職サイト・転職先についてリサーチする必要があります。しかし、調べても似たような説明ばかりで迷ってしまう。そんな方には口コミサイトの利用をおすすめします。転職活動の全般的な流れ、やり方に関しては、『転職方法のやり方解説』をご参照ください。
転職するならまずは何をする?
転職したいと思ったら、まずは辞める時期を決めます。もちろん、辞める前に仕事を決めても問題ない場合もあります。しかしまずは時期を決めるのがおすすめです。辞める時期を決めておけば、余裕を持ってその時までにしっかり転職先をリサーチできるからです。
転職先のリサーチ方法
転職する場合、転職先のリサーチ方法にはいくつか方法があります。まずは転職サイトに登録する・知り合いに転職先を紹介してもらう・複数の転職したい会社を決める・口コミを調べるなどです。
転職サイトに登録する
転職サイトに登録すると、スカウトされる場合もあるため転職がスムーズです。さらに働きたい職種や会社がなかなか決まらない場合にも、まずは転職サイトに登録してみてください。ただし働いているリアルな声がわからないと、転職先についてあまり情報がないまま働くことになるので、口コミを調べるのは重要です。
知り合いに転職先を紹介してもらう
知り合いに転職先を紹介してもらうのは、口コミと同じように生の声が聞けます。さらに転職もしやすくなります。しかし口コミと違って複数の口コミがわからず、また複数の転職先を比べるのは難しいです。
口コミを調べる
転職先で長く働きたい・自分の力を生かしたいと思っている方はとくに、口コミを調べるのが大切です。いくら転職サイトに登録して自分に合った会社からスカウトが来ても、実際に働くと思っていた仕事内容ではなかったり、自分の力を生かせなかったりします。そのため実際に働いている方の口コミはとても重要です。
口コミがおすすめの理由
転職サイトの口コミがおすすめなのは、実際にそのサイトを使った経験・その職場で働いた経験がリアルにわかるからです。生の声はただの説明の文章よりも詳しく、いい内容・悪い内容関係なく教えてくれます。
そのため働きたい仕事が見つかったら、まずは口コミを調べてください。口コミから、自分に合った働き方なのか・自分がやりたい仕事内容なのか・自分の力を生かせる仕事なのか、給料や譲れない条件など、転職先に求めるポイントを調べましょう。
口コミのサイトはある?
会社の口コミのサイトはいくつかあります。しかしそのサイトによってそれぞれの特徴は違います。そのためいいと思った数多くの会社・職種の口コミをチェックしても、時間に余裕がある場合は問題ありません。しかし、とくに時間がない場合はそれぞれのサイトの特徴を知ってから閲覧するのがおすすめです。
口コミサイトにはどのような特徴がある?
今よりも給料をアップさせたくて転職する場合・求人情報も知りたい場合・まだまだ働き出したばかりで若い人の経験を知りたい場合など、それぞれに特化した口コミサイトがあります。
口コミサイトをご紹介
おすすめの口コミサイトの一つ目は『キャリコネ』です。キャリコネは今の仕事よりも給料をアップさせたかったり、必要最低限必要な給料額についてイメージできたりするサイトになります。
そして二つ目の口コミサイトは『転職会議』です。このサイトは求人情報も得られるので、忙しくてじっくり転職先を探す時間がない・早く転職先を探したいと考えている方にはとくにおすすめになります。
最後は『Open Work』になります。こちらは若い世代、とくに20代の口コミが豊富に見られるサイトです。同じ20代で転職している方を見つけるのは難しいけど、同世代の口コミをチェックして自分の力にしたい方におすすめのサイトになります。
口コミのメリット・デメリット
「口コミにはメリットしかないのでは?」そう感じる方もいます。しかしすべての口コミが自分の求めているものではありません。そこで口コミのメリット・デメリットについて解説いたします。
口コミのメリット
口コミのメリットはその会社で働いている方・転職経験者のリアルな声が聞けるところです。生の意見は、会社説明を読むよりも詳しく、リアルにその会社について知ることができます。また口コミサイトでは業務の状態や、気になる給料について知ることができます。
よくあるブラック企業では、会社説明には残業代は出ると書いてあったのに実際は出ない。そういう可能性もあるため、口コミで就業環境・給料について知れるのはいい会社か見極めるための大切な情報です。
口コミのデメリット
口コミのデメリットは、いい情報だけではないところです。働きたい会社・職種なのに、一つもいい口コミがない場合もあります。また欲しい口コミ内容や、転職したい会社の口コミが全くない可能性もあります。さらに中小企業はあまり口コミがないので、いくつかのサイトを調べても情報を得られないことがほとんどです。
また信憑性の低い口コミもあります。例えば、悪い口コミを書いた方にとっては悪い会社でも、その口コミを読んでいる方にとっては、自分に合った会社の可能性もあるということです。
しかし悪い口コミを読んでしまうと、いい会社・自分に合った会社だとは思えなくなります。そのため口コミだけではなく、その会社についても調べるのがおすすめです。それでも口コミを信じてしまう方がほとんどでしょう。
もし自分に合った仕事を逃したくないのであれば、実際に働いている方に直接聞いたり、その会社に行くことができるのであれば直にその会社を見たりするのが一番いい方法です。
口コミの注意点
ただ口コミを見れば全てわかるわけではありません。注意しなければいけないところも多々あります。
口コミの日にちをチェックする
口コミサイトではその口コミの日にち、とくに何年に書かれた口コミなのかを確認してください。もしかしたらかなりその口コミは古い情報で、今とは違った仕事内容・就業環境・給料の可能性があります。
譲れない条件を決めておく
給料や自分の力を生かせるのかなど、これだけは譲れないという条件を決めておかないと、自分に合った仕事なのか判断ができません。そのため残業があるのは許せる・給料が今と変わらなくても許せるなど最低限でも決めておくと、主観的な口コミであっても、情報量が多くても情報の選択がスムーズに行くのでおすすめです。
口コミを見極める
働いている方に直接聞くことも、その会社に行くこともできないから口コミや会社の説明文だけで転職先を判断しなくてはならない。そんな方には口コミを見極めてもらいたいです。そのための方法がいくつかあります。
口コミサイトで比較をする
候補の会社を見つけたら、まずは複数の口コミサイトで比較するのがおすすめです。もちろん一つのサイトにしか口コミがない場合・口コミ自体がない場合もあるので、必ずしも比較できるわけではありません。
第三者の目線をチェックする
どうしても主観的な口コミが多くあるので、なかなか第三者目線の口コミを探すのは難しいです。そのため、具体的な情報を知ったうえで口コミを確認するのがおすすめです。
ポジティブな口コミを探す
ネガティブな口コミは多いですが、ポジティブな口コミは少ないことがほとんどです。ポジティブな口コミよりもネガティブな口コミの方が書きやすいからです。いい経験よりも悪い経験の方が記憶に残り、悪いイメージが蓄積されるため、どんどん悪い口コミが増えてしまいます。
ポジティブな口コミは、よほどのいい経験がないと書くことは少ないのです。ほんの少しのいい経験からポジティブな口コミを書くことはあまりなく、むしろ悪い経験にそのいい経験がかき消されてしまうことが多々あります。
そのためポジティブな口コミがある場合、ネガティブな口コミよりも重要視してください。ネガティブな口コミを書いている方のほとんどが、退職・転職しようと考えている方になります。そのためこれからも働き続けるだろう方の口コミを参考にする方が、自分に合った転職先を見つけるのに最適です。ポジティブな意見が、最もリアルな声だと考えてください。
就職したい転職先を見つけたら
さまざまな会社を比較・検討し、自分好みの転職先を見つけたら、再び口コミサイトを見るのがおすすめです。口コミサイトによっては、その会社の面接について調べることができます。そのため転職の意欲があるのであれば、口コミサイトでも面接対策について調べるのが得策です。
しかし口コミサイトの利用目的は、基本的には情報収集のためのサイトです。就職したい転職先を見つけ、面接についての情報収集が終わったら口コミサイトの利用は終了になります。また転職したい時などに活用してください。
