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転職で年収を増やすためには? 具体例を交えて解説

転職 年収

働いていると、転職を考えることも1度や2度あると思います。前職より給料が上がる人もいますが、年収が下がってしまう人もいます。年収が上がる人はどういう人たちでしょう?これから転職を考えている人は気になるところだと思います。この記事では転職で年収を上げる方法やコツを具体例を交えて解説します。

目次

転職で年収は上がる?

これから転職する方は年収がどれくらい変化するか気になると思います。はじめに年収がいくら上がるのか?何歳くらいまでなら年収が上がるか、年収が上がりやすい分野の3つを紹介します。この3つを知っておくことで、活動する時期や交渉材料にできます。

転職で年収が上がる平均金額

転職によって上がる平均金額は、56.7万と言われています。場合によっては最大額440万と大幅アップも期待できます。(出典:https://doda.jp/guide/manual/1/004.html

「doda」より一部引用)

一方で、全員が年収が上がるとは言えません。特に全くの未経験職に移る際には、現在よりも下がってしまう可能性もあります。そのため、未経験職に移る際には、事前のリサーチが極めて重要です。

転職で年収が上がる年齢

年収が上がるのは40代くらいまでとされています。50代以降になると上がるのは全体の30%で、全体の40%は下がることなります。そのため、年収をあげようと考えている場合には、40代までに次の場所に移るのがおすすめです。

(出典:https://www.job-terminal.com/features/転職年収/「Create転職」より一部引用)

特に30代〜40代では年収が上がりやすい傾向にあります。それはこれまで経験してきたことを活かして次のステージに移れるからです。また40代では責任者や管理者として働くことで、年収が上がりやすくなります。

転職で年収が上がる職種

年収が上がりやすい職種は、金融関連専門・医療系専門・技術系の順で年収が上がりやすいです。(出典:https://doda.jp/guide/manual/1/004.html

「doda」より一部引用)

金融関連専門や医療系などは、専門的な知識を必要としており、過去の業務経験も活かして仕事をすることができるため、上がりやすいと言えます。

転職によって年収が上がる人の特徴

年収が上がりやすい年齢や平均金額などがわかったかと思います。平均金額がわかることで、交渉材料の一つにできますので覚えておいて損はありません。ここからは年収が上がりやすい特徴を解説していきます。

業務に活かせる資格を持っている

まず年収が上がりやすい特徴は、その業務に活かせる資格を持っているということが挙げられます。会社在籍中に資格を取得しても、資格手当が反映されず、年収が上がらないということはよくあります。

しかし、次の会社ではその資格を活かして仕事をすることができるため、資格を取得しているだけで年収をあげることができます。実際に業務に活かせる資格を1つ取得していることで月給がプラス1万円になる会社もあります。

そのため、業務に活かせる資格を取得していることが、年収をあげることができる1つの特徴と言えます。

資格取得にはそれなりの時間がかかってしまいますが、業務に関する資格であれば、より効率良く、より重要なポストに着く可能性もあります。短期的には辛いかもしれませんが、長期的に考えた場合にはメリットが多いのが資格取得です。

大学院を修了している

その業界で活用することができる資格を取得するのも1つの方法ですが、大学院を修了していると、どの業界でも年収アップが期待できます。大学院修了後に100万円以上アップした方もいるため、大学院を修了するのも上がる1つの特徴です。

特に国公立大学院を修了していると、それだけの知識があると捉えられます。そのため重要な業務を任せてもらえてりするので、上がりやすい傾向にあります。国内において大学院進学率は、年々低下しているため、修了していると重宝される人材になれます。

歩合制のある会社を選ぶ

歩合制のある会社では、自身の努力でいくらでも年収をあげることができます。特に外資系の企業は歩合制を取り入れているところが多いです。年収をあげることができた人の特徴として、外資系企業に転職している方が多いです。一方で、基本給を低く設定している企業もあるので、トータルで考える必要があります。

転職で年収をあげる方法

ここまでで転職することで年収が上がる人の特徴がわかったかと思います。では実際に転職で年収をあげる方法が気になりますよね。具体例も交えて年収をあげる方法を紹介していきます。

経験年数だけで語らない

転職で年収をあげるのに大切なのは、経験年数だけで語らないということです。その業界にいる年数が長いだけで、大きな仕事を任せられない人材では、転職しても年収アップは期待できません。

これまでは年功序列でポストに配置されることが多かったですが、最近は実力によって重要なポストを任されることも増えてきました。

キャリア以外に語れる実績を積んでおくと、転職によって年収をあげることができます。

会社に貢献できることを明確にする

会社は利益を上げないといけません。そのため、会社に対して貢献できることを明確にすると、転職によって年収をあげることができます。一方で自発的に動くことができなければ、年収アップは期待できません。

そのため、自分自身が会社に対してどういった利益をもたらすことができるのか、前職では、どのような利益をもたらしていたのかを明確にしておく必要があります。

成長企業に転職する

他分野に転職する際には、その分野が現在どの立ち位置にいるのかを知っておくといいです。例えば、成長分野なのか、成長しきっていてピークを迎えている分野なのか、すでにピークを終えている分野なのかで年収の変動も変わります。

これから成長していく分野であれば、成長企業であるため結果を残すことができれば年収増加も期待できます。しかしすでにピークを終えている分野であれば、転職後に年収が上がる期待は薄いとも言えます。そのため、他分野に転職する際には、今後伸びていく分野の企業を選ぶことも大切になります。

転職で年収をあげた具体例

実際に転職で年収を上げた例ですが、医療系技術職として勤めていた方です。その方は病院勤務の傍ら、大学院に進学し修了をしています。また病院内でも研究活動を盛んに行なっており、学会発表・論文投稿などもしていました。

転職する際に、人事部から病院に対してどういったことが提供できるかと問われたときに、これまで勤めていた病院で行なっていたこと・これから自分自身が病院に対して貢献できることを説明して、年収が100万円アップされました。

手当てもありますが、基本給が大幅に上がっているため、賞与額も大幅に上がっていました。大学院は誰でも気軽に通うことができる場所ではありませんが、転職によって確実に年収をあげることができると思います。

転職で年収をあげるコツ

転職で人事部と交渉するのもプレッシャーがかかりますよね。しかし、このタイミングで交渉をしないと、転職後には交渉のタイミングがあまりありません。なので、このタイミングを逃してしまうと長期的にもマイナスになってしまう可能性があります。そこで、ここからは年収をあげるコツもいくつか紹介していきます。

明示的な金額を伝える

転職の際に希望額を聞かれるかと思います。この時に「いくらでも大丈夫です」と答えるのだけは避けておきましょう。いくらでも大丈夫と答えてしまうと、最低額となってしまいます。

転職をするということは、それまでに何かしらの社会人経験があるということです。それにも関わらず、いくらでも大丈夫と答えてしまうと新卒と同額になってしまう可能性もあります。そのため、希望額を聞かれた際には、必ず明示的な金額を伝えるようにしましょう。また、大幅アップを狙って、相場以上の金額を答えるのもやめておいた方がいいです。

また、最低希望額を答えるのも避けておいた方がいいです。最低希望額を答えてしまうと、その年収で契約となってしまいます。なので、伝えるのは希望年収額のみにしておくのがおすすめです。

一般的な昇給額

年収が上がる平均金額は56.7万とお伝えをしました。この金額を元にひと月あたりの昇給額を考えると月4.7万になります。年収には賞与も含まれているため、賞与を除いて考えるとひと月の昇給額は2〜3万程度になります。

これ以上の昇給を望む場合には、自分自身が会社に対してどういった利益をもたらすことができるか、その結果いくら程度の収益をあげることができるかを具体的な数値を使ってプレゼンすることで昇給が望めます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は転職で年収を増やすための方法を詳しく解説してきました。具体的には何をすればいいのか、わからない状態では年収を上げることはできないため、今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

また、年収アップについて一人で悩まれている方は、『転職の相談はどこにするべき?おすすめの相談先とポイントをご紹介!』をご参照いただき、第三者の意見も取り入れてみるのもいいかもしれません。興味のある方はチェックしてみてください。

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著者

転職エージェント会社の代表。金融機関で約10年勤務(日本、ヨーロッパ、アジア)の後に起業。得意なターゲット層は20代〜40代の証券、銀行、M&A仲介、マーケターが得意分野。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。宅建士。

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