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転職面接の自己紹介のポイントとは?採用を勝ち取る自己紹介例文あり

転職面接 自己紹介

転職面接の自己紹介のポイントとは?採用を勝ち取る自己紹介例文あり

転職面接の際に、求められる自己紹介のポイントについて、よくある疑問点を踏まえて解説します。

採用を勝ち取るための例文も記載していますので、ぜひ参考にしてください。

少し工夫するだけで、面接官からの印象も大幅によくなります。

自己紹介だけでなく面接時によく聞かれる質問に対するよい解答法も解説しています。

目次

自己紹介を求められたときは1分程度で簡潔に話す

自己紹介を求められたときは、名前とこれまでの職務経歴を簡潔に話しましょう。

あくまで自己PRではなく、自己紹介の場合は、簡潔に話すことがとにかく重要となります。

自己紹介は「自分の情報とこれまでの経歴について伝えるもの」です。

それに比べて、自己PRは「文字通り自分をPRするもの」です。自分の魅力をアピールするため、具体的なエピソードとそのエピソードの背景となる心理状況まで詳しく求められているケースが多いです。
自己PRについて詳しく知りたい方は、『転職面接の自己PRについて』をご参照ください。

逆に、自己紹介の場合は、あまり長々と話過ぎると「話が長くてわかりづらいな」「簡潔にまとめてほしいな」という印象を持たれることがあるので、注意しましょう。

自己紹介で話すべき必須項目4つについて

自己紹介の際に、外せない必須項目をまとめています。この4つの必須項目は漏れなく相手に伝えるようにしましょう。

1.あいさつ

自己紹介の際には、「本日は貴重なお時間いただき、ありがとうございます」等のあいさつも忘れないようにしましょう。唐突に話が始まったという印象を持たれないようにするためです。

2.氏名

基本的な情報ですが、面接の自己紹介の際は、きっちりフルネームで氏名を伝えましょう。

「田中花子と申します。」のように、シンプルに話せばよいです。

3.職務経歴について

これまでの職務経歴について、ポジション・従事している業務や所属部署を簡潔に話しましょう。

特に、今回希望している仕事に通じる経験やスキルがある場合は結び付けて伝える必要があります。成果や実績は具体的な数値を使って話すことができると評価がアップします。

4.結びの言葉

時間が足りないと焦ってしまったり、自分の言いたいことだけをお話ししないようにしましょう。「本日はよろしくお願いいたします。」のような結びの言葉あると会話の流れがスムーズになります。

採用を勝ち取る自己紹介の例文

採用を勝ち取るための自己紹介の例文を紹介します。下記を参考にご自身の自己紹介を考えてみてください。

同業他社でより大きな規模の会社に転職したい場合の例文

田中花子と申します。本日は貴重なお時間いただきありがとうございます。

私は現在、食品メーカー〇〇に勤めており、法人営業に従事しております。新規営業が得意で、取引先数を増やし、前年比110%の営業成績を達成しました。

より多くのお客様に幅広い商品の提案を行いたいと思い、御社の求人に応募いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

職種変更を希望している場合の例文

田中花子と申します。本日は貴重なお時間いただきありがとうございます。

私は現在、食品メーカー〇〇に勤めており、法人営業に従事しております。新規営業が得意で、取引先数を増やし、前年比110%の営業成績を達成しました。

今後は、商品の販売だけでなく、商品の企画にも携わりたいと思い、企画職を募集されている御社の求人に応募いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

NGな自己紹介とは?

ついついやってしまいがちな面接時の失敗例について解説します。

エピソードを深堀して長く話す

エピソードや具体的事例をあげて話すことは面接において、とても大切なことですが、面接序盤の自己紹介を求められている場合や、簡潔に話を求められているケースでは、あまり長々と話しすぎないようにしましょう。

深堀するエピソードについては、面接官との会話のキャッチボールの中で自然な形で、話せるのが望ましいです。

趣味やプライベートの話をする

面接官が興味を持っているのは仕事面の話であり、趣味やプライベートの事情等はこの場ではお話するべきではありません。

あくまで、仕事面でのあなたの情報をお話するべきです。

話が盛り上がって求められた場合のみ、プライベートな話をするようにしましょう。

合否を左右する話し方のポイント3つ

面接の際は、話す内容も重要ですが、それ以外にも面接担当者が重視している項目があります。

マイナビニュースの記事によると面接において重視されるポイントは「受け答えの仕方」が最も多く77.3%。以降、「熱意・積極性」(63.1%)、「誠実さ・素直さ」(61.5%)、「身だしなみ」(49.5%)、「志望動機」(48.2%)と続いたとのことです。

(出典:人事が面接で重視している点は?(https://news.mynavi.jp/article/20170302-a137/)「マイナビニュース」より一部引用)

「受け答えの仕方」について、特に合否を左右する話し方のポイントを3つ紹介します。

大きな声でハキハキと話す

緊張してしまい、ぼそぼそと早口になってしまったり、声が小さく聞き取りづらい話し方をしてしまうことがあります。

いい内容を話していたとしても、相手に伝わらなくなってしまうため、日常の会話以上に、大きな声でハキハキと話すよう気をつけましょう。

目線や表情に注意する

面接官と話すときは相手に目線をしっかり合わせるようにしましょう。

目を合わせられないと自信がないような印象になってしまいます。

また、にこやかな表情で一緒に働きたいという印象を持ってもらえるようにしてください。

棒読みをしない

きちんと準備をして面接に取り組む人が陥りがちな失敗例です。

事前に考えた内容を覚えて、棒読みになってしまう人がいます。せっかく準備して面接に臨んでいるのに、これでは本音が伝わりづらくなり、とてももったいないです。

事前に話す内容を準備する際は、箇条書きで上げておくなど、棒読みにならないよう工夫が必要です。

自己紹介以外の面接でよく聞かれる質問

自己紹介以外に序盤の選考でよく聞かれることが多い質問について、解説しています。

退職理由や逆質問について、よく不安に思う求職者の方が多いですが、しっかりと事前に準備することで他の求職者との差をつけるチャンスにもなります。

退職理由について教えてください

「面接官は応募者が入社後、自社で長く働いてくれるか」を面接で見極めています。退職理由を聞きたい理由はその可能性を確認したいという意図があります。

 現職や前職での不満ばかりを言う人材は「自社に入っても不満をきっかけに退職しそう」「自分で問題を解決できず、他責思考の人だ」と思われる可能性があります。

不満として退職理由を話すのではなく、前向きな転職理由として話すようにしましょう。

待遇面での不満を前向きな転職理由に

「給与が低かったから」ではなく「成果がきちんと認められる職場でより自分を試したいと思ったため」と話す等、発想の転換をすることで前向きな転職理由とすることができます。

転勤が嫌という不満を前向きな転職理由に

「転勤をしたくなかった」ではなく「一つの部署で専門性を磨きたい」のように、自分の希望するキャリアプランに近づくための手段として転職したい理由を伝えるのがよいです。

さいごに何か質問はありますか?

逆質問とも言われますが、「何か質問はありますか?」というこの質問を恐れている方が実は意外に多いです。

この質問をされた時に「ありません」と回答するのはなるべく避けましょう。積極性がない印象になってしまう可能性があります。

また、企業のHPやパンフレットですぐにわかるような質問をするのもNGです。企業研究ができておらず、志望度が低いと受け取られる恐れがあります。志望度が高い企業の面接を受ける前は事前に企業研究を入念に行うようにしましょう。

入社意欲をアピールできる解答例

「御社で活躍している人の共通点を教えてください」

「もし、ご縁があって入社できた際に、入社までに私が勉強すべきことは何でしょうか?」

志望度をアピールできる解答例

「御社の企業理念の〇〇という部分について、特に力を入れている項目は何でしょうか?」

まとめ

転職面接での自己紹介や選考序盤でよく聞かれる質問について、解説しました。

面接は緊張しますが、採用担当者に自分をアピールできる貴重なチャンスとなります。

面接でされる質問や重視されていることは、どの企業も共通の内容が多いので、しっかり準備して、万全の態勢で臨めるように頑張りましょう。

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著者

転職エージェント会社の代表。金融機関で約10年勤務(日本、ヨーロッパ、アジア)の後に起業。得意なターゲット層は20代〜40代の証券、銀行、M&A仲介、マーケターが得意分野。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。宅建士。

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