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転職でのSPIとは?おすすめの対策方法3選!

転職 spi
この記事で解決できるお悩み

・SPIとは何か?
・SPI対策に必要な準備とは?

SPIというと、新卒を採用する際に会社が学生の学力や仕事への適性をはかるためにおこなう試験、というイメージですよね。しかし、今は中途採用の時にも会社がこの試験を実施する例も増えているようです。ご自身が考えている転職先が中途採用においてもSPIの実施を設けているかを調べた上で、必要な対策を行いたいですね。

目次

SPIとは?

SPIとは?

SPIといっても、大学4年生のときに受験したきりなので覚えていないという方や、そもそも受験の経験もないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、webテストとはどういうものか、その中でも特にSPIとはどういう内容の試験なのか、ということを解説していきます。是非最後までご覧になってください。

転職と新卒採用では違う?

結論から言いますと、試験内容は同じです。なので、大学生の頃の就活で受験したことがある人には有利かもしれません。しかし、中途では基本的に職務経験やスキルを重視するので、新卒のようにSPIのテスト結果だけで足切りをされる可能性は低そうです。かと言って油断は禁物なので、対策方法を確認していきましょう。

webテストとは

webテストの概要を簡単に説明します。このテストにはSPIだけでなく、下記の通り4つほどあります。目的は、会社が採用のときに主にその人の「能力」と「性格(適性)」を見ることです。能力検査は言語と非言語に分かれていることが多く、大まかにいうと学力を見るテストです。前者では、基本的な文章読解力や内容理解力、といった国語力を測ります。後者では、計算や図形問題、表の読み取りなどで、数理処理能力を測ります。性格検査では、性格を調べるための質問がいくつも出され、正直にどれが自身に当てはまるかを選択します。一見ただの性格調べですが、この検査では会社が求める人材と合っているかを見ているのです。

・玉手箱
・ENG
・GAB
・TG-WE

SPIの内容とは

SPIの内容とは

こちらでは、このテストの内容のうち能力検査の内容を簡単に紹介します。能力検査において、主に下のような問題が出されます。SPIを開発したリクルートマネジメントソリューションズの公式サイトに例題が記載されているので、ぜひお手持ちのPCや携帯でご覧になってみてください。

SPIの言語

・文章を読んで適切に並び替える
・文章を読んで筆者の意図と合致する選択肢を選ぶ
・熟語の成り立ちの特徴を答える

SPIテストの非言語

・ただ計算をする
・文章を読解して必要な情報を読み取り選択肢から回答を選ぶ
・グラフや表から読み取れる正しい選択肢を選ぶ

実施方法

実施形式は大きく分けて以下の4つです。①は、自宅で個人のパソコンで決められた期間内に受ける方式です。②は会社が指定する会場でマーク方式で受験する方式です。③は会社の施設内で、用意されたパソコンで受験するもので、面接と同日に行われることも多いそうです。ですので、その場で結果がわかった状態で面接を実施することができます。④は、会社が指定した会場で用意されたパソコンで受験するもので、自宅のパソコンで性格検査を済ませてから能力検査をこの会場で受けます。指定の期間内で会場や時間を予約して受験しにいきます。

①webテスト
②筆記試験
③インハウスCBT
④テストセンター

転職のためのSPI対策3選

転職のためのSPI対策3選

今までは、転職で用いられるSPIの内容や実施形態について見てきました。先ほど紹介した4つのうち、どこの場所で実施するとしても、万全の準備をしておきたいですよね。こちらでは、基本的な3つの対策を紹介します。適切な対策を知って、少しずつ実行していきましょう。

対策①:問題形式を知る

先述した問題例をご覧になるとわかりやすいと思いますが、これを初見で解くのは難しいと思います。なので、最低限の対策としてどのような形式で出題されるのかを予め知っておくことが重要です。いくら国語や数学が得意でも、どのような問題が出るかわからない状態では、自身の能力を十分に発揮するのは難しくなってしまいます。

対策②:問題に慣れる

問題形式を把握した後は、解いて慣れることが重要です。慣れないうちは、余裕がないくらいの時間設定ですので、決められた時間内で解く練習をしましょう。言語、非言語と一括りにいっても先ほど見たように、多種多様です。それぞれのパターンに慣れて、問題を見たらすぐに解法が浮かぶ状態にする必要があるのです。

対策③:対策本

問題に慣れるために必要なのが対策本です。書店などに足を運ぶと、いくつもwebテスト対策の本が並んでいると思います。手にとってみて、レイアウトやカラー、解放の説明などが自分に合っているものを選びましょう。問題に慣れるという観点からですと、こういった対策本には、例題にかける目安時間が記載されていることが多いです。初めのうちは、意外とこの時間内に解くのが難しいです。しかし練習を重ねていき、解けるようにしていきましょう。以下は、新卒の就職対策用のテキストですが、内容は同一なのでおすすめです。書店に行ってみたり、こういうご時世なのでアマゾンなどのネット通販で探してみたりしてみてください。

・7日でできる! SPI[頻出]問題集 2024年度版 
・2024最新版 史上最強SPI&テストセンター超実践問題集
・最新! SPI3完全版 2024年度版

転職に必要なことはSPIだけではない!

ここまでSPIの対策について紹介してきました。しかし、実際の転職活動ではSPIよりも重要視されることが多くあります。見られている能力を把握して、SPI以外の対策も進められるようにしましょう。また、これらのスキルが見られていることを意識して、自己PRなどの準備もできるようにしたいですね。

転職で見られる能力

webテストで測られる能力や性格はもちろん重要な要素ですが、中途採用では以下の通り、①仕事のスキルや②人間関係のスキルなども大事なポイントとなります。次にそれぞれについて説明していくのでまずは、①と②にどのような力が含まれるのか、自分にはそのような力があるか、少し考えてみてください。

①仕事のスキル

・専門性
・高い実績
・課題を設定する能力
・計画性
・実行力

①については、前職で身に付けた専門性や実績をアピールすることが採用への大きな一歩になるでしょう。しかし、全員がそういった経験を持っているわけではありません。そこで、適切に課題を設定し、解決に取り組む力や、仕事を進めていく上で必須となる計画性がだいじなポイントとなります。さらに、自分で仕事を見つけ、取り組む実行力も、即戦力となる人材には必須な能力となるでしょう。

②人間関係のスキル

・社内の人間関係
・社外の人間関係
・マネジメント力

②について、これも社会人として重要なスキルです。会社では、一人きりで仕事をするわけではありません。社内で適切に情報共有を行いながら、各々が仕事を効率的に進めていくものです。そこで、円滑に仕事を進めていくために社内で良い人間関係を築いていくことが大切なのです。また、これは社外との関係でも言えることです。どの会社も、他社と関わりながら仕事をしています。そして、社外の方々とも、仕事を行いやすい関係構築が必要となります。

転職に必要な準備

転職に必要な準備

転職で見られるポイントが分かったところで、具体的には SPIのテスト対策以外になにをしていけば良いのかを簡単に紹介します。転職の準備は下記の通り、大まかに2ステップあります。①と②について、それぞれ詳しく説明していくのでご自身の準備進捗と照らし合わせてみてください。

 ①情報収集

一番初めのステップでは、転職活動の仕方やスケジュール感を把握するために情報収集を行いましょう。本やサイトで調べるだけにとどまらず、転職サイトや転職エージェントに登録してみるのも良いかもしれません。『転職エージェントの上手な利用方法とは⁉注意点や評判を見てみよう』では、転職エージェントについて詳しく解説しておりますので、こちらも併せてチェックしてみてください。
詳しくさらに踏み込んで、自分が考えている業界や会社の中途の採用に関する情報収集も必要でしょう。

 

②自己分析

実際に行きたい業界や会社が明らかになったところで、自己分析をする必要があります。気になる会社が元々なく、漠然と現在の職を辞めたいと考えている方は、自己分析から始めても良いかもしれません。自己分析では、このような質問を自分に投げかけ、深掘りをします。これは志望動機の準備にもなります。

【自己分析】

・自分はどういう人間か
・どういう仕事をしたいか
・そう思う理由
・会社選びの軸

最終的にはそこからどういう職業でキャリアを歩みたいかを明確にします。いかにしてこの考えに行き着いたのか、と面接で聞かれることも多いので、しっかりとメモなどに残しておきましょう。これらが完了したら、実際に履歴書を作成し、面接準備などを行ってから応募していきましょう。

転職の時のSPI対策方法まとめ

中途の際にも実施する会社が増えているのがSPIです。この記事を通して、SPIの内容と対策が分かったかと思います。さらに転職では、webテストだけが重視されるわけではないことも分かったのではないでしょうか。これらを踏まえて、ご自身が考えている転職先の選考フローを確認して、適切な対策を進めていきたいですね。

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著者

転職エージェント会社の代表。金融機関で約10年勤務(日本、ヨーロッパ、アジア)の後に起業。得意なターゲット層は20代〜40代の証券、銀行、M&A仲介、マーケターが得意分野。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。宅建士。

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