この記事は、自身の実際の経験を基に転職を成功させる道のりを解説しようと思います。
転職活動を始めたきっかけは仕事をしていく中で、毎日の仕事が同じ作業の繰り返しのようで、全く面白みがないと思ったことが一番最初のきっかけです。この記事を通して転職に悩んでいる人のきっかけになればいいと思い記事にしました。
転職成功までの流れを確認する
転職活動において1番大切なことは、「まず行動をしてみる」ということです。と言っても転職は人生において大きな分岐点となる上、実際に何から始めれば良いかピンとこない方も多いかと思います。この記事がそういった方々の転職成功の助けになるように、転職成功までの流れを確認してもらいたいと思います。
転職する理由を明確にする
まず、転職活動を始めるにあたって、どのような理由で転職するかを明確にしましょう。これは、今の会社が嫌で転職したい人や、キャリアアップをしたい人などでやり方が変わってくるからです。例えば、今の環境から抜け出すための転職では、いち早く辞めるために条件をある程度妥協する必要が出てきたり、キャリアアップを目指すためにすぐに転職せずスキルを磨くといったやり方があります。
このような理由から、自分が転職したい理由を明確にし、転職するための準備やタイミングを見極めましょう。
転職活動がどのようなものかを知る
転職は大きく分けると希望の職を見つける、応募する、面接、合否発表に分けることができます。ここまでは分かっていても実際に転職活動に移ると、希望の職がなかなか見つからない、書類選考が全然通らない、面接に通らないなどの自分の想定外が起こると思います。そこで、転職活動がどのようなものか知る、と言った意味で転職の決意が固まってない人もとりあえず転職活動をするのはいいと思います。
転職活動を進め、転職先を決める
それでは実際に私が転職活動をした際の経験に基づいてのコツを解説していきたいと思います。そのコツとは以下の4つです。
1.転職エージェントを使う
2.とりあえず書類選考に応募する
3.オンライン面接で数をこなす
4.先に仕事を辞めるのもあり
1つ目の「転職エージェントを使う」についてです。転職活動を始めて次の職を探す場合に簡単でメジャーなものがリクナビNEXTやマイナビ転職などの転職サイトを使うことです。
これらを使って自分が希望する地域や待遇などの絞り込みをかけて、次の職を探すことができます。
転職エージェントは、先ほどの転職サイトの基本的な機能に加えて、一人一人に転職に強いプロがサポート体制で付き、自身の希望する職を提示してくれます。
また、リクナビNEXTなどに比べてリクナビエージェントなどの方が企業から取るお金が高いので、比較的良い企業が多いと言う話も私の担当者だった方からから聞きました。
これだけでも転職サイトを使うより、転職エージェントもしくは両方を使うのが良いと分かっていただけると思います。
しかし、おすすめする1番の理由は、スケジュールの管理が圧倒的に楽になるからです。転職活動を始める際にすぐに仕事を辞める人はあまりいないと思います。
そして、仕事をしながらの転職活動は考えているより大変です。何日が空いていてどの日どの時間が面接に割けるのか、どの企業に応募していてどこに書類を提出しているのかなどを、仕事をしながら管理するのは非常に労力がかかります。
もちろん他にも自分がどの企業と相性が良いのか、求人とにらめっこをする時間を大幅に省くことができるため、転職までの時間を最小限におさえられるといっても過言ではありません。
面接に関しては企業が提示してきた日時で、自分が空いている日時をいくつか提示するだけで他と被らないように担当者が日時を調整してくれますし、簡単な経歴書しか提出しなくて良い企業の場合は一度書いてしまえばそれを代わりに提出してくれます。これが私が進める1番の理由ですが、他にもいくつか理由があります。

転職エージェントを利用メリットとは?
1つ目は、様々な相談ができることです。転職活動を始めると色々と疑問に思うことがあると思います。私の場合は、入社して1年も経たない時に転職をしたので、まともに転職が叶うのか、この時期に転職する人は多いのかなどを聞きました。
他にも、転職することに対する不安や先に仕事を辞めてしまってもいいのかなど、個人的なことも聞いたりしていました。そのため、転職活動に対して不安がある方や、自分の経歴に自信がない方もチェックしてみてください。
さらに近年では自分に合った職種・業界が見つかるように簡単なテストも実施できるサポートなどもあるため、仕事に一度就いてみたモノは良いものの、思っていたのと違う、違うことに挑戦したいと考えている場合に自分の適正職業を知ることが可能です。
2つ目は、面接対策ができることです。私は実際には面接の練習まではしてもらってないのですが、面接に向けてどのようなことを言えば良いか、どのような質問がされやすいか、企業のホームページの中でもどこを重点的に読めば良いかなどを教えてもらいました。他にも細かく分ければ理由はたくさんありますが中でも大きいのが以上の通りです。また、エージェントさんも人間ですので横柄な態度を取ったり、無茶なお願いをするのは辞めましょう。
2つ目のコツ「とりあえず書類選考に応募する」です。経歴に自信のある方はそうでもないかもしれませんが思っているよりも書類選考は通りません。
マイナビ転職がマイナビエージェントを用いて内定を得た人たちから集めたデータによると書類選考の通過率はおよそ30%ほどだそうです。
(出典:https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/naitesha/ 「マイナビ転職HPより一部引用」)
1つ出して結果が出るまで待ちダメだったらまた次を出す、のようなことをしていたらあまりにも時間がかかり過ぎてしまいます。従って、気になる企業があれば、同時に10社前後は応募してみても良いと思います。最初は応募した企業からどんどんと面接の連絡が入り、大変だと実感してしまいやすいですが、時間は待ってはくれません。
ただし、私はポンポン応募をして気がついたら20社を越えていて、面接の日程調整に苦労したことがあるのでみなさんには気を付けていただきたいです。実際には、企業が提示してきた日程ではどうしても面接を受けることができないこともあるので、簡単な手続きで辞退できるようになっています。
どうしても複数の企業から連絡が来るのが嫌と考え散る場合は、10社や20社でなくても大丈夫なので、5社程度連絡を行い、一つひとつの企業に力を注いで慣れていきましょう。
とりあえず書類選考に応募することにはもう一つ大きなメリットがあります。それは、自分の出す書類を見直す機会ができることです。提出する書類はよほどひどくない限り訂正は求められません。
逆に、訂正が入った場合は危険な状態で転職に挑もうとしていた状態でもあるため、もう一度転職活動について真摯に考えるようにしましょう。自分からアドバイスを求めれば、担当者もアドバイスをくれると思います。
担当者に関しては合う合わないがあるため、自分の伝えている内容を理解してもらえない場合は違う転職エージョントを利用するか、担当者を変えてもらえないか問い合わせを行うようにしてください。歯車がかみ合わない担当者と転職活動を進めても、上手くいきにくい上に、時間だけがかかってしまうケースが多いです。
3つ目のコツは、「オンライン面接で数をこなす」です。これも2つ目のコツと同様に通らないことを考慮して多めに受ける。といった理由もありますが、面接は書類選考と違い相手とのやり取りがある分練習や慣れが必要です。
そのためオンライン面接で数をこなすのは非常に重要です。オンラインである必要はないのですが仕事をしながらだと直接の面接は時間が取れず、使える有給休暇も日数に限りがあるため、直接訪ねる必要がなく、中には終業後の時間でも対応してもらえるオンライン面接をおすすめします。
どうしても時間が取れない場合はオンライン面接の回数を少なくし、なるべく人とふれあって人と話すことに慣れる形づくりを行いましょう。
最後のコツは「先に仕事を辞めるのもあり」です。ここまでは、仕事をしながらの転職活動を中心に話してきましたが、私は次の就職先を決める前に仕事を辞めています。と言うのもこれまでに何度か話している通り、仕事をしながらの転職活動はかなり大変だからです。
いくら終業後の時間や土日の面接に対応している企業があっても全体で見ると少ないですし、かと言って有給休暇も短期間でそう何度も使える訳ではありません。そして、実際に書類選考に応募したり面接を受けたことで、次の職が決まるのにあまり時間がかからないと感じました。
そこで、仕事をやめ1日の時間を転職活動に費やし、およそ2週間ほどで次の職が決まりました。不安な気持ちが残るのはわかりますが転職活動に時間を費やすのも効果的だと思うので、転職活動を進めて手応えを感じ場合は実践してみてください。
おわりに
最後に、転職先が決まればそこで終わりではありません。実際には退職の手続きや引っ越しなどが必要になる場合もあり、すぐに新しい環境には入れません。そのうえ、転職先に恵まれない可能性もあります。しかし、ここに書いたコツやアドバイスを活かして慎重に吟味すればその可能性を確実に下げることができます。私は、勇気を出して転職をして本当に良かったと思っています。転職活動中の方や、転職を考えている方のお役に立てると幸いです。
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