転職するときの会社を選ぶポイントは、どんなところでしょうか?「給料が良い」、「週休2日制」、「福利厚生がしっかりしてる」、「将来性のある企業か」など、人によってさまざまなポイントがあるかと思います。
女性の場合は結婚や出産をしても働き続けていける会社が良い、といったところもポイントになってくるでしょう。コロナ禍になってからは、在宅勤務を推奨する企業が増え、わざわざ会社に行って仕事をしなくても良いという考えも出てきました。
仕事のあり方も変わってきた環境ですが、転職で注意するべきポイントを把握しておくことで、転職活動の不安や悩みも軽減され、より着実な活動ができるようになります。本記事では、転職する際に気を付けておきたいポイントについてご紹介していきます。
【転職時に気を付けたい3つのポイント】
- ライフプランを立てる
- 自己分析をする
- 志望動機を明確にする
ライフプランを立てる
自分の、これからのプランを立ててみましょう。たとえば、今後結婚する予定があるならば結婚してからも長く続けられるという点がポイントになってきます。会社ごとに産休・育休制度の実績などを載せているところもあるので、それを参考にしてみましょう。
また、5年後自分はどうなっていたいかを想定すれば、企業選びもしやすくなります。自分のやりたいことがわからない方は、紙に自分のやってみたいことを書いてみることをおすすめします。
「海外旅行に行ってみたい」「好きな歌手のライブに行きたい」など、なんでもいいので自分のやってみたいことを書いてみましょう。
もし「海外旅行に行ってみたい」ならば、休みは取りやすい企業のほうが良いです。また旅行に関する仕事もしてもいいなと思えば、旅行会社やバスガイド業界に勤めてみましょう。やってみたいことから想像を膨らませ、自分の興味がある仕事を見つけてみるのも一つの手でしょう。
自己分析をする
仕事をするうえで大事なポイントは、自分がその仕事に合っているかどうかという点です。全く興味のない仕事を選んでやっていくうちに、楽しさを見つける方も一定数いると思いますが、続かず辞めてしまうこともあるでしょう。
折角転職したのに、すぐに辞めてしまうという事は、とてももったいないように思います。また、自分に合っている仕事ってなんだろうと、疑問に思う方もいると思います。そんなときに必要なのが、「自己分析」です。
先に紹介した“やってみたいことを書いてみる”のも、自己分析の手法の一つになります。働きたい企業を、より明確にしていくことも大切です。

転職エージェントに相談する
どのような方法を使って自己分析をしていいのかわからない、と思う方もいるでしょう。筆者も「自己分析」の仕方がわからず、会社選びに困ったことがあります。そんなときは、「転職エージェント」に頼んで話を聞いてもらうとよいでしょう。
筆者自身も、転職活動をしていたときに企業選びに悩み、エージェントの方に相談したことがあります。その時に教えてもらったことが、「自分が仕事をするうえで譲れないことはあるかを洗い出し、優先順位をつける」でした。
たとえば、給与が高いのが第一優先なら、「営業職」など未経験でも比較的給与の高そうなところに応募してみる、といったやり方があります。筆者は、「仕事のやりがい」を第一優先として人と接するような仕事がしたいと伝え、接客業を中心に求人を探してもらいましたした。その結果、自分の希望通りに企業に転職することができました。エージェントの客観的な意見を聞いて、自分の譲れない点を洗い出すことができます。また、転職活動を一人でやっていると「ちゃんと転職できるのか」など不安に駆られることが多いです。
エージェントに相談すれば、自分に合った仕事がわかります。求人も探してくれて、応募先企業との間に入ってくれるといったフォローがあるので、一人だけで転職活動をしているのではないと不安な気持ちも和らぎます。しかし、担当との相性もあるので複数の会社のエージェントに相談してみましょう。筆者は、リクナビとdodaを利用していました。おすすめなのでぜひ、活用してみてください。
ただし、転職エージェントでも、担当する人によって合う合わないがあります。自分に合わない相手だった場合は、担当を代えてもらうか、エージョント先を変えてみることを検討しましょう。
『【20代の仕事探しを応援!】おすすめの転職エージェントとは?』では20代におすすめの転職エージェントを紹介しておりますので、こちらも併せてチェックしてみてください。
適性診断を受ける
もっと簡単に、自分に合った仕事を見つけたい方には無料の適性診断を受けてみましょう。リクナビやマイナビといった、大手就活サイトでも数分程で終わる適性診断があります。スマートフォンがあればできるので、通勤などの隙間時間でやってみましょう。
結果によっては、今まで思ってもいなかった仕事を見つけられる可能性もあります。こちらも、ぜひ活用してみてください。
志望動機を明確にする
自己分析をして転職してみたい企業が分かれば、志望動機を考えていきましょう。志望動機は、応募先の企業に入りたい理由が伝わるように、その企業のホームページを見て特徴を見つけましょう。そして、志望動機を書いて行くときのポイントは3つあります。
一つ目が、「転職理由と応募先企業の魅力」を結びつけるものです。二つ目が「実体験をベースにオリジナルな内容を書く」もの。三つ目が、「記入欄の7割以上を目安に。ていねいに書く」となっています。
また、dodaは職種別の志望動機の例文を81個サンプルとして紹介しているので、文言が思いつかない場合はこちらも参考にしてみてください。
女性に人気のある職種3選
転職での気を付けるポイントを述べてきましたが、仕事は数え切れないほどたくさんあります。自己分析しても、たくさん仕事があって選べないという方もいるでしょう。ここでは、未経験でもできる女性に人気のある職種3つ紹介していきます。
【女性に人気のある職種3選】
- 事務職
- 営業職
- 販売職
それぞれ、どのような仕事なのか具体的にメリットなどを解説していきますので、チェックしてみてください。
事務職
事務職は、未経験でもできる仕事になっているのでかなり人気のある職種です。基本的には、オフィスワークで体力的な負担も少なく、基本的なパソコン操作ができれば務まることがほとんどです。
事務職といっても、さまざまな種類があります。一般事務などは、未経験でもできますが経理事務や貿易事務など、資格や英語が必要になってくるものは少しハードルが高くなります。医療事務などは、お客様と対面することが多いので接客業も兼ね備えたものとなるでしょう。
筆者も4年程医療事務をやっていましたが、さまざまな患者様に対応できて話し方が上手になりました。病気で元気のない方が来られるので、会計をしたいが窓口まで来るのが困難な方がいれば、席まで行ってその場で会計をするなど、思いやりが必要になってくると思います。
ただ、給与面に関しては未経験でも出来る事務職は少し安く、設定されているところが多くみられます。もし、給与が高いのを求めるならば経理事務など専門性のある仕事がよいでしょう。
営業職
営業職は、自分の頑張りによって高い報酬を受けとることも可能です。バリバリ働いて稼ぎたい方には、かなりおすすめです。人とのつながりが大事になってくるので、人とコミュニケーションを取ることが好きであることは、重要になるでしょう。
あとは、すぐに契約が取れるというわけではないので、契約が取れるまで根気強さとポジティブな精神も必要でしょう。事務職とは違って、体力も必要となるので出産や育児後に復職するのは少し難しいかもしれません。
ですが、自分の成果が目に見えてわかり、頑張れば頑張る程報酬としてかえってくるのでかなりやりがいのある仕事です。
販売職
販売職は、話をするのが得意な方に向いています。ただ単にお客様が欲しい、商品を会計して終わりということではなく、お客様それぞれのニーズに合った提案力も必要になっていきます。
たとえば、アパレル店員であれば売っている服によってやってくるお客様の層も変わってきます。お客様から話を聞いてどういった服を求めているのかを探っていく必要があります。そのため高いコミュニケーション能力が必要となってくるでしょう。
また、立ち仕事が多いので体力的に辛い点もあります。ですが、責任者になると店舗の経営を任されるので、マネジメントを学ぶこともできます。コミュニケーション能力、提案力、マネジメントを培うことができるのでやりがいのある仕事です。
おわりに
転職活動は正直心身ともに疲れるものだと思っております。たとえ転職できても入社前後でのギャップを感じて結局長く続かなかったということもあるでしょう。そういったことが起きないよう企業研究や自己分析は重要になっていきます。
転職するか悩んでいる方は大勢いると思います。まずは様々な求人を見てみましょう。そして良い求人があれば応募してみましょう。何事も行動起こさないと何も始まらないので最初は気楽な気持ちで転職活動を始めてみるのと同時に今後のライフプランを考えていきましょう。