あなたは、未経験でエンジニアになりたいと考えています。
そんななかで、ジョブチェンジをするには、企業の面接を通過しなければなりません。
新卒採用で多くの求職者と一緒に面接をくぐり抜けてきたのに、またあの苦痛を味わうのかと思っているでしょう。
しかし、中途採用の面接は、新卒採用のときとは違ったイメージになります。
あなたが思い描くような圧迫面接はほとんどないでしょう。
今回は、まったく経験がないあなたがエンジニア職に就くために、面接でどんな質問をすべきかについて書いていきます。
ぜひ、参考にしていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
未経験でエンジニアになるには、面接でこの質問を聞け!
面接官は、あなたのどこを見て、採用か不採用か決めている?
まず、あなたが疑問に思うこととしては、「面接官は、自分のどこを見ているのか」ということではないでしょうか?
どんな面接官も、じろじろとあなたのことを見てくると思います。
その心情がわからないから困惑するし、緊張するのです。
気持ちは痛いほどわかります。
でも、相手がどんなことに気を配っていて、どこを見ているのか、ポイントがわかったら、そこまで面接官を恐れる必要はなくなります。
意識するポイントを、把握することができるからです。
次の項目に分けて書いていきます。
履歴書の経歴、文章と現実のあなたの雰囲気が一致しているか
まずは、「履歴書の経歴や文章と、面接を受けている現実のあなたの雰囲気が一致しているかどうか」です。
面接官は、事前にあなたが提出した履歴書や職務経歴書に目を通してスキルだけでなく、経歴や文章から伝わる雰囲気を想像します。
そして、面接の時間になって現実のあなたと対面するわけですが、いざ対面したあなたが想像とはまったく違ったらどうでしょう。
履歴書や職務経歴書の書類でウソをついているか、または面接中に仮面をかぶってウソをついているかのどちらかだと判断します。
もちろん、面接で砕けすぎるのは常識がないと見られるため、良くないですが、悪い意味で仮面をかぶっていてもいけません。
そして、それはあなたにとってもデメリットです。
それは、素の自分に合っていない会社に入社して、そこで働くことになってしまう可能性があるということです。
そうなってしまうと、双方にとって不利益しかありません。
だから、そのようなミスマッチを避けるための方法として、人事の方は履歴書の雰囲気と実際の面接中のあなたの雰囲気に、大幅な相違がないかを見ています。
その雰囲気が一致していればいるほど、人事の方はあなたのことを知っている気分になります。
たとえば、マッチングアプリでもやりとりしていた相手が想像とまったく違ったら、待ち合わせしたあとにすぐに解散したくなるはずです。
だから、自分のことを過剰に良く見せようとせずに、ありのままの自然なあなたで勝負することが大事なのです。
今働いている職場のメンバーと合うか(長く働いていけそうか)
続いては、「あなたが職場のメンバーと合うかどうか」です。
もし、職場のメンバーと合わないと早期離職してしまうからです。
できるだけ長期間一緒に仕事をしていきたいからこそ、見ているポイントです。
なぜなら、企業側にとって、採用者の早期離職ほどの損失はないからです。
求人サイトに掲載して、メールでやりとりして、履歴書を読み込んで、複数の面接をして、入社後研修をして、何百万というリソースを投資して入社したあなたが、即刻会社をやめたら、それらのコストがすべて水の泡になるのです。
よって、今働いている職場のメンバーとソリが合うかどうかはとても大切な要素です。
実際に職場のメンバーを知らないあなたからすると、どういう風に振舞っていくのが正解なのかわからないと思います。
一つ言えるのは、嫌な感じの人にならないことです。
これは、ニュアンスの問題なので難しいですが、一緒にいて心地よい人間として振舞うのがベストでしょう。
「挨拶はきちんとする」
「相手の話をさえぎらない」
「正論を押し通して相手を論破しない」
「謙虚な気持ちを忘れない」
「感謝の気持ちをもって相手と接する」
上記のような、気持ちのいい人間であれば、どこの職場でも、人間関係でうまくやって長期的に働いていけるはずでしょう。
面接では、相手をいい気分にさせることを意識して会話をしていきましょう。
面接官にすべき質問
「御社では、どんな雰囲気の人が活躍されていますか?」
まずは、上記の質問です。
この質問には、2つの意味があります。
1つ目は、自分も御社で活躍していきたいという前向きな姿勢をアピールできることです。
最も良くない質問と言われる、残業時間についての質問には、仕事に対するモチベーションが感じられません。
そうではなく、自分は働く気満々でどんどん仕事を任せてもらって、活躍していきたいという気持ちを表明することが大事です。
2つ目は、その職場が本当に自分に合っているのかどうかがわかることです。
どんな職場でも活躍できる人はいますが、職場にはその職場なりの雰囲気というものがあると思います。
そして、その職場だからこそ、活躍できている人もいます。
よって、「活躍している人の雰囲気」=「その職場の雰囲気」という図式が成り立つというわけです。
もし、雰囲気が自分に合っていないのであれば、こちらから願い下げをすることもできます。
よって、「御社ではどんな人が活躍しているか」という質問で、自分の前のめりの姿勢をアピールしつつ、職場の雰囲気が自分に合っているか探ることが大切です。
面接官について深掘りする
次は、面接官についての話をしていくということです。
どういったことか、いまいちよくわからないかもしれません。
つまり、面接官も人間だということです。
人間、自分について質問してくれたらうれしいものです。
だからこそ、面接官に仕事のこととか、これまでの経歴やプライベートなことを聞いていきましょう。
そして、将来の自分もあなたのようになっていきたいというニュアンスを醸し出してください。
そうすると、相手も人間なので、悪くは感じないでしょう。
むしろ、あなたに対して好意的な印象を抱くはずです。
もちろん、これで面接を通過するという確信はないです。
しかし、自分に対して悪い印象を抱かれるという失点を防ぐことができるのです。
これは非常に大きな要素です。
たとえば、初対面のデートでは、女性に必ず奢ったほうがいいという理論もこの失点を防ぐということと同じかと思います。
媚びを売るわけではなく、対等な関係で相手に興味をもって質問をすることはとても大切だと思います。
入社するまでにどんな勉強をしたほうがよいかのアドバイスをもらう
未経験でエンジニアになるのだから、すぐに一人前として働けるわけではないでしょう。
だからこそ、入社するまでに、自分なりに勉強をして予習することで、現在働いているメンバーに早く追いつくことができるのです。
そして、そういった自主的に考えて努力するという行動は、面接官の心を揺さぶるはずです。
「私は、現在入社に向けて、このような勉強をしているのですが、方向性としては合っておりますでしょうか?
また、○○をしたほうがよいなどのアドバイスなどございましたらご教示いただけますでしょうか?」
というように、アドバイスをもらうとよいと思います。
面接官としては、熱心に仕事をしてくれる人を求めているはずです。
そして、すでに勉強という行動を始めていることをアピールしつつ、さらに改善点をアドバイスしてもらおうとするひたむきな姿を見せることができます。
入社してからも、上司や同僚に質問をして、理解したうえで自主的に継続的に勉強することが求められます。
その前段階として、勉強することを習慣化しておきましょう。
趣味の話をする(自分の趣味を話して長所をアピール)
続いては、趣味の話をすることです。
面接官から質問されることが多いですが、もしされなかった場合は、こちらから「休日の趣味や過ごし方はどうされていますか?」と質問した流れで、自分の趣味について語りましょう。
なぜ「趣味」の話をするのが良いかというと、単純にその人の価値観がわかるからです。
仕事以外で何を大切にしているのか、料理なのか、スポーツなのか、映画鑑賞なのか、カラオケなのか、どんなことにお金と時間を使っているかはその人自身を表します。
だからこそ、趣味の話をしたほうがアピールにつながるのです。
まとめ
いかがでしたか?
実際に面接官と向き合って、自分を見てもらうというのは緊張するものです。
しかし、これまでにないチャンスだということは忘れないでください。
面接にすらたどり着けない人がたくさんいるのです。
あなたは、自分をアピールする機会を手に入れたのですから、臆することなくこれまでの自分を堂々と主張していきましょう。
そして、今回の記事を参考に面接で質問することで、合格を勝ち取っていくことを願っています。