あなたは今、未経験でエンジニアになるための志望動機を考えていると思います。
でも、実際どうやって書いたらいいかわからない、そもそも転職活動がはじめてなので難しいという意見もあるでしょう。
そこで、今回は経験なしのあなたが、技術者として働いていくための志望動機について考察していきたいと思います。
ぜひ、参考にしていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
未経験でエンジニアになった人の志望動機ってどう書いた?例文紹介
そもそも未経験でエンジニアに転職できるの?
まず、未経験でエンジニアになりたいあなたが疑問に思うことは、「そもそもまったく経験がない状態でエンジニアになるのは難しいのか?」ということではないでしょうか。
結論から言うと、未経験で技術者になるのは難しくありません。
近年、IT業界で劇的に需要が高まり、人気な職種として知られるエンジニアですから、そう簡単になれるものではないと考えるのも無理はないです。
しかし、本当に未経験でもエンジニアになるのは、難しいものではないのです。
そうは言っても、やはり、ある程度の勉強は必要です。
ただ、エンジニアになりたいという意欲の高いあなたからすれば、「それ相応の勉強」でエンジニアになれるのであれば、喜ばしいことでしょう。
どんな職種においても、未経験からお金を稼ぐようになるためには、前のめりに知識を吸収していって、自分なりに頭で整理してアウトプットすることが求められるからです。
「自分がなぜエンジニアになりたいのか」、「今の職種でのキャリアを捨ててでも、未経験でエンジニアになって、活躍したいのか」をもう一度よく考え、自分なりの覚悟を決める必要があります。
学生時代に受験勉強や部活で目標に向かって頑張った日々のように、「未経験でエンジニアになる」という素晴らしい目標があれば、どんな勉強でも楽しく感じるはずです。
よって、今のあなたでもエンジニアに転職することは可能だと言えます。
未経験でエンジニアになるときの志望動機を書いてみる 例文紹介
それでは、あなたが実際にある企業のエンジニア職を志望する理由を書いていきましょう。
形式としては、【結論→理由→具体的な事例→総論】とすることが理想です。
順を追って、説明していきますので、お付き合いくださいませ。
まずは、「私が御社を志望する理由は、○○です」と最初に結論を持っていくことです。
なぜなら、企業側とすれば、莫大な人数の新卒受験者たちをふるいにかけて選別しているので、一人ひとりにそこまで時間をかけることができないため、早めに考えの結論を知りたいからです。
そして、次に「なぜなら、前職での○○の経験を通じて、エンジニア職が素晴らしいと感じたからです」と理由を述べます。
ここでは、過去の経験を持ち出すのがよいでしょう。
例文では、「前職」と記載していますが、「学生時代」や「幼いころからの経験」でも大丈夫です。
これまでの経験から、なぜ、御社がいい、エンジニア職がいいと思った理由を記載することで、説得力が増します。
もっと言うと、オリジナリティあふれる体験談のほうが、好ましいです。
企業の上層部は、これまでにもさまざまな求職者の話を聞いてきているので、ありきたりな話は聞き飽きてしまっているからです。
だから、自分にしか経験したことがない、ちょっと変わったエピソードを盛り込むと、「おもしろいやつだ、この会社で一緒に仕事をさせてあげたい」というふうに感じてもらえる可能性が高まります。
よって、普段から周りの人と違う体験をしてきている人は、強いです。
そして、結論→理由まで述べたら、次は具体的な事例を持ち出すことで、相手にイメージを膨らませることが大事です。
「たとえば、緊急な事件でシステムが停止してしまったときに、真っ先に仕事をしているのが、エンジニア職です。自分も火災や地震などのときに、さまざまな電子機器がフリーズしてしまって、不便な思いをしました。しかし、エンジニア職の方々の努力のおかげですぐに復旧して、いつも通り電子機器を使用できるようになりました。このような経験からやはり、エンジニア職はこの時代に必須な職業だと思います。だからこそ、私は将来、だれかの役に立つであろうエンジニア職として働いていきたいです。」
上記のように、具体的な事例を持ち出したあとで、最後にもう一度総論を述べると、さらに説得力が増します。
よって、構成としては、以下の順になります。
【結論→理由→具体的な事例→総論】
このように志望する理由を考えていけば、企業の上層部や将来の上司になる人としても、あなたのような人と一緒に働きたいと思ってくれるはずです。
ぜひ、今回の例文を参考にして、自分のエピソードのアレンジを加えることで、オリジナリティあふれる志望動機を作成してください。
未経験でエンジニアになるための志望動機のポイント
①志望企業のエンジニア職を選んだ理由をきちんと主張する
志望動機として、自分のやりたいことを書く方が多くいらっしゃいます。
しかし、企業側としたら、「なぜ、うちの会社に入りたいのか」「なぜ、うちのエンジニア職として働きたいのか」ということを聞きたいのです。
あなたが「○○をやりたい」ということを志望動機にするのはとても素晴らしいことなのですが、「やりたいことは志望企業でないとできないことなのか」「エンジニア職でないとできないことなのか」ということをきちんと主張する必要があるのです。
すると、「入社意欲」「成長意識」を効果的にPRできるでしょう。
②志望企業がどのような人物を求めているかを把握する
新卒採用とは違い、中途採用は、企業側もほしい人材が決まっていることが多いです。
応募条件や募集要件を見て、どのような人物を求めているのか、自分は求めている人物に当てはまるのかを把握しておきましょう。
また、実際に求められるスキルが明記されている場合は、自分にそのスキルがあることを志望動機に明記すると良いです。
技術者として働くのは専門的な知識が求められるので、未経験だと知識がないのは仕方ないので、自主的に勉強していけるという熱意をアピールしましょう。
③自分の将来像のイメージが志望企業と一致していることを主張する
未経験でエンジニアになるとはじめは勉強ばかりですが、それはベテランエンジニアも同じです。
常に成長することが求められる職種だからです。
志望企業が「自主的に求められている知識を吸収して、成長してくれる人材」を求めているのであれば、「自分も将来一人で上流から下流まですべて業務を理解して回せるような人材になります」と志望動機に記載するのも良いでしょう。
3年後や5年後、10年後というように、中長期で考えられる人材は企業としても信頼することができます。
ぜひ、将来のキャリアプランをアピールして、志望企業に自分の活躍している姿をイメージさせましょう。
実際に志望動機の例文を作ってみた!
ここでは、もし私が未経験でエンジニアに転職するなら、どのような志望動機を書くか想像して例文を作成していきます。
下記が考えた例文です。
私が御社を志望する理由は、システムで人々の生活をもっと良くしていきたいからです。
現在私は、鉄鋼メーカーのルート営業として仕事をしているのですが、事務作業が難しくて苦労しています。そんななかで、便利なツールやシステムを使うことで非常に救われています。
このような経験から、自分の中で「もっと世の中の不便なものを最新の知識とスキルでシステム改善して便利にしていきたい」という思いが芽生えてきて、エンジニア職へ転職しようと考えました。
また、多く存在するエンジニア企業の中から御社でなければならない理由は、御社の社風である「どんどん自分から知らないことを吸収していくことを恐れない」というメッセージに共感したからです。
現在の私には、エンジニアとしての知識もスキルもないですが、今後独学で必死に勉強していきます。
営業で培ったコミュニケーションスキルを活かして、今後御社に貢献できる人材として成長します。
将来的には35歳までに、自分の部下を持ち、優しく指導したり、的確に指示をできる上司になります。
いかがでしたか?
志望動機のポイントとしては、結論から述べて、そのあとに理由と具体例を述べることです。
また、未経験という弱みを補うために、現在必死で勉強している姿勢をアピールしています。
さらに、前職で養ったコミュニケーションスキルは転職後も活かせるというのもポイントです。
最後に、将来的には上司として部下をフォローしたいというキャリアプランを提示することで、「成長し続け、長く働いてくれる」というポジティブな印象を与えます。
あなたも上記の通りではなく、自分のオリジナルな志望動機を記載していただければ幸いです。
まとめ
今回は、未経験でエンジニアになるための志望動機について、例文を紹介して書いてきました。
転職活動では、志望動機を書くのが必須なので、避けては通れません。
自分なりのオリジナルの型を作ることで、何社も受ける場合でもスムーズに言葉が出てくると思います。
あとは、繰り返し自分と向き合って、なぜ自分は転職するのか、この会社に入ってエンジニアとして働きたいのかをひたすら分析することをおすすめします。
そうすることで、必然的に答えが出てくるでしょう。