あなたは今、新入社員として、エンジニアになるための志望動機を考えているでしょう。
大学生時代に、エンジニアをかじっていなければ、当然未経験での採用となります。
しかし、日本の新卒採用ではほとんどの場合、未経験での採用なので気にする必要はありません。
実際、あなたが気にしていることは、志望する理由をどう考えようかということでしょう。
ここでは、あなたが悩んでいる志望する理由の書き方を紹介していきます。
ぜひ、参考にしていただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
新卒から未経験でエンジニアになるための志望動機の例文をここだけで紹介!
実際に志望動機を書いてみよう 例文紹介
それでは、実際に志望する理由を書いていきましょう。
まずは、「私が御社を志望する理由は、○○です」と最初に結論を持っていくことです。
なぜなら、企業側とすれば、莫大な人数の新卒受験者をふるいにかけているので、時間がないため、早めに結論を知りたいからです。
そして、次に「なぜなら、学生時代に○○での経験を通じて、エンジニア職が素晴らしいと感じたからです」と理由を述べます。
ここでは、過去の経験を持ち出すのがよいでしょう。
これまでの経験から、なぜ、御社がいい、エンジニア職がいいと思った理由を記載することで、説得力が増します。
そして、結論→理由まで述べたら、次は具体的な事例を持ち出すことで、相手にイメージを膨らませることが大事です。
「たとえば、地震などの震災でシステムが停止してしまったときに、真っ先に仕事をしているのが、エンジニア職です。自分も大震災のときに、さまざまな電子機器がフリーズしてしまって、不便な思いをしました。しかし、エンジニア職の方々の努力のおかげですぐに復旧して、いつも通り電子機器を使用できるようになりました。このような経験からやはり、エンジニア職はこの時代に必須な職業だと思います。だからこそ、私は将来、だれかの役に立つであろうエンジニア職として働いていきたいです。」
上記のように、具体的な事例を持ち出したあとで、最後にもう一度総論を述べると、さらに説得力が増します。
よって、構成としては、以下の順になります。
【結論→理由→具体的な事例→総論】
このように志望する理由を考えていけば、企業としてもあなたのような人と一緒に働きたいと思ってくれるはずです。
志望動機に必ず入れたいPRすべきポイント
志望動機に記載すると、面接官からの印象がいいポイントというものが存在するのはご存知でしょうか?
志望動機は面接時に必ず聞かれ、面接前にも応募者を振り落とすために読まれます。
ほかの応募者と差をつけるために、ぜひPRポイントを志望動機に入れていきましょう。
なぜその会社に入りたいのか?なぜエンジニアになりたいのか?の理由を記載する
まず、あなたが新卒でエンジニアになりたいのであれば、「なぜその企業でなければならないのか」「なぜエンジニアになりたいのか」をはっきりさせる必要があります。
新卒採用として入社するのであれば、日本の数多くの企業に入れるチャンスがあるのです。
その中で、なぜエンジニアになりたいと思ったか、その経緯を書くとよいでしょう。
たとえば「友達の兄がエンジニアで、友達の家に遊びに行くたびにPCを開いて勉強している友達の兄の姿を見て、かっこいいと思い、話を聞いてみると有名企業のエンジニアとして大きなプロジェクトに携わっていました。自分も将来は、大きな企業でビッグプロジェクトをやってみたいと考えていたので、システムを通じて大きな仕事をしていきたいです。」などのようにエンジニアとして働きたいと思った理由を明記します。
また、エンジニアとして働くうえでも数多くの企業が存在する中で、「なぜうちの会社に入りたいのか」ということを面接官に納得してもらう必要があります。
理由はそれぞれですが、たとえば「御社の説明会に参加し、人事の方の熱い思いに惹かれました。また御社の企業理念である”積極的に自分から動いて仕事を取りに行く”という姿勢にも共感しています。」というように、その企業でなければならない理由を記載するとよいでしょう。
新卒採用で面接をする際は、初めてで緊張することも多いでしょうから、志望動機を頭に叩き込んでインプットすることで、余裕のある面接ができると思います。
募集要項や求めている人物像と自分が一致していることを主張する
続いては、「募集要項や企業の求めている人物像と自分が一致していることを主張する」です。
まずは、企業側の立場になって考えてみましょう。
たとえば、「りんごをたくさん持っている人がほしい」という企業に対して、「自分はメロン農家で生まれた頃からメロンはたくさん持っており、今後も自分のメロンを活かして、御社で活躍したいです」という応募者が来たとします。
すると、企業からすると、「うちでほしいのはりんごをたくさん持っている人なので、メロンはいくら持っていたとしても関係ないです」とお断りをするしかないのです。
だからこそ、企業がどのような人材を求めているのかをしっかりと把握することが大切です。
そして、自分は本当にその企業に適している人材なのかどうかも判断しましょう。
闇雲に応募だけして、募集要項や求めている人物像と自分が一致していないのであれば、自分にとっても企業側にとっても不利益しかありません。
お互いの時間を有意義なものにするためにも、きちんと確認することが大切です。
ちなみに、募集要項や求めている人物像と自分が一致していない場合でも、これから自分を修正していくことは可能です。
これは、新卒採用のみに許される方法です。
新卒採用の特権として「若さ」があります。
若いが故の苦労もあると思いますが、自分を変化させられるという強みもあるのです。
たとえば、エンジニアとして働きたいけど仕事内容も必要なスキルもまったくわからず、「プログラミングが使える人」という企業の募集要項に一致していないとしても、企業側は即戦力を求めていることはほとんどありません。
おそらく募集要項にも「熱意をもって真面目に仕事に取り組める方」や「新しい知識を習得することに抵抗がなく、学生時代に何かに一生懸命取り組んだり勉強したりしていた方」と書いてあることも多いはずです。
つまり、今はエンジニアとしてまったく何もできなくても、今後勉強して努力して自分を変えていくことで、企業の求めている人物像に近づいていけばいいのです。
今の自分には無理だとあきらめることなく、5年後10年後の自分を見据えて、企業にアピールしていくことが大切です。
学生時代にがんばったことを、どのように仕事に活かしていくか
近年「ガクチカ」という「学生時代に力を入れたこと」について新卒採用面接で聞かれることが多くなっております。
企業としても、今まで学生だった応募者に対して、これからどんな社会人になっていくかを想像して採用する格好になります。
これは長年応募者を見てきた人事部の方でも難しいものでしょう。
そこで、「学生時代に何に力を入れてがんばってきたか」を応募者に話してもらうことで、「応募者がどのような人間なのか」「これから社会人として活躍していけるのかどうか」を面接官は判断していくのです。
だからこそ、志望動機にも学生時代にがんばったことを書くほうがよいでしょう。
たとえば下記のような文章です。
「私は、学生時代にマクドナルドのアルバイトにおいて、マネージャーとしてメンバーを管理、まとめることをがんばってきました。そこで学んだことは、人間は正論を言っても動いてはくれないということです。いくらサボらないようにと警告したり、早く商品を作らないとお客様に迷惑がかかると注意しても、簡単にメンバーは動いてくれません。そこで、考えた作戦は相手の気持ちに寄り添うことです。たとえば、家の用事で忙しいメンバーがいたら、今日は早く上がっていいからまた明日からがんばりましょうと気遣ったり、彼女に振られたメンバーがいたら、落ち込む気持ちを一緒に聞いてあげたりしていました。傍からみると仕事とは全く関係ないことではありますが、上司が自分の話を親身に聞いてくれて気遣ってくれることで、メンバーとしては大切に扱われていると自己肯定感が高まります。結果的に、気持ちよく仕事ができてパフォーマンスが上がって、お客様にもベストなふるまいができます。ここで学んだ経験を活かして、御社に入社してからもスキルを積んだのち、上司として部下をきちんとフォローできる人材になっていきます。」
このように記載することで、「学生時代にどんなことをがんばってきたか」「その人がどんな性格、人物なのか」「これから社会人になってからも活躍していけそうな素質があるか」などを面接官は分析することができます。
ぜひ、学生時代にたくさん遊んで勉強して経験したことを志望動機に書いてみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
新卒採用は、学生から社会人へのステップアップで不安がつきものです。
そのような中で、ライバルと差別化して自分をPRしていくには志望動機をうまく書くことが求められるでしょう。
あまりプレッシャーに感じずに、周りは周りで、あなたはあなたなりに自分をうまく魅せて志望企業へアピールしていくことができればうれしいです。