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未経験でエンジニアになるための志望動機ってどうすればいい?

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あなたは、これから未経験でエンジニア職へジョブチェンジをしたいと考えているでしょう。
そんななか、採用されるためには、志望動機を考えなければならないのです。

新卒採用で考えたように、どうすれば面接官の心に刺さるような「御社に入って何がやりたいか」をアピールする必要があります。
他と差別化できるような、尖った主張になるのもよいでしょう。

ここでは、あなたが一人で必死に考えているであろう、転職するための志望動機について書いていきます。
ぜひ、参考にしていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

未経験でエンジニアになるための志望動機ってどうすればいい?

目次

未経験でエンジニアになるための志望動機を考えよう

「ここでなにをしていきたいか」、そういった漠然としたものから、
「自分にはこれができるという強みがあるので、それを御社で活かしたい」など明確なものまで、
人それぞれたくさんの考え方があります。

あなたが、どのようなタイプかわからないですが、きっと自分だけのオリジナルの内容を考えるのがよいでしょう。
たとえば、前の仕事で培った経験やスキルを全面に押し出していくのも、一つの手だと思います。
なぜなら、今の自分を形成しているのは、これまで歩んできた道筋で得た経験そのものだからです。

だからこそ、自分には何も誇れるものがないと、勝手な解釈で卑屈になる必要はないのです。
あなたには、あなた独自で手に入れることができているスキルが、必ず何かひとつでもあるはずです。
そのようなスキルを強みとして、企業側の人間にアピールをすればいいのです。

どんな志望動機が面接官の心に刺さるのか

どうすれば、自分の働きたいという気持ちを伝えることができるか、そこの問題をクリアできたならば、楽勝です。

これは恋愛でも同様です。
好きになった相手に、好きになってもらうには、やはり相手の心を揺さぶるしかありません。
相手が好きな子から好きな企業に変わっただけです。
ここでは、相手が何を求めているかを探ることが重要になってきます。

たとえば、相手が飴をほしいのに、たこ焼きをプレゼントしても、相手は喜ばないと思います。
そういったように、きちんと相手の要求にこたえるような付加価値を提供してあげることを第一に考えましょう。
決して、自分本位になってはいけないのです。
冷静に、自分の欲求を封じ込めて、相手が今なにを言ってほしいのか、どんな返しをしたら喜ぶのかを見極める必要があります。

企業の上層部は、そのような交渉の場面を何度も経験しているので、手強いでしょう。
だからこそ、御社を志望する理由をきちんと準備して自分の中に落とし込む必要があるのです。
そうすれば、いざ一番緊張するようなシーンで質問されたとしても、とっさに自分の口がうまい具合に動き出して、相手に刺さる主張をできるはずです。

志望動機に書くとアウト!?NGワードを紹介

志望動機とは志望企業に入るために、自分という存在をアピールするためのものです。
そんな志望動機に記載すると不利になるNGワードがあるのです。
ここでは各項目に分けて紹介していきます。

年収をアップしたいから

まずは、「年収」についてです。
アメリカでは、転職面談で年収についての条件交渉を頻繁にするという文化があるとのことです。
しかし、日本ではまだ「年収」について転職面接で交渉するという文化がありません。
よって、面接で「年収」の話をすると煙たがられるのです。

つまり、志望動機でも「年収をアップしたいから」という理由を書いてしまうと面接官からの心象は良くないです。
たしかに、エンジニアは稼げる職種というイメージがあるため、実際に年収目的で転職したいと思う方はいると思います。
もしそうであったとしても、志望動機にはお金面ではなく、自分のスキルアップや社会に貢献するという理由を書くほうが失点をするリスクは下がるでしょう。

コミュニケーションをとらなくていい仕事だから

エンジニアという仕事は、たしかにPCに向かって黙々と業務を行うことが多いです。
だから、人と接するのが苦手な人がなりたがる職業と言えます。

しかし、本当に「職場の人とコミュニケーションをとりたくない」という目的でエンジニアを目指すとしても、志望動機で堂々と「コミュニケーションが苦手」と記載することは避けたほうがよいでしょう。

自分の弱みを補うための職種選びも大事です。
ですが、同時に自分の強みを生かす仕事を選ぶことも大切です。
そして、志望動機では後者のように前向きでポジティブな理由が好まれる傾向があります。

もしあなたが面接官だった場合を考えてみましょう。
「本当は仕事なんてしたくないけれど、親が働けっていうから仕方なく応募して面接に来ました」という人間を採用したいと思いますか?
実際に一緒に働いていきたいと思いますか?

「面接の場において、その場の空気にそぐわない発言をしてしまう人材」として見られてしまうことはマイナスです。
本音ではないとしても、相手から見て気持ちの良い人間に映るような志望動機を書きましょう。

フリーランスになるのが将来の夢だから

続いては、フリーランスを人生の目標としてアピールしてしまうことです。
たしかに、近年フリーランス人口も増え続けていて、自由な働き方ができるフリーランスは人気なのですが、やはり志望動機に書くのはNGでしょう。

なぜなら、面接官としては、「未経験で入社させてあげて、研修や教育などのコストをたくさんかけていって将来的には幹部として会社を支えていってほしい」と考えているからです。

それなのに、あなたが「フリーランスになりたい」と主張してしまうと、「教育にかけたコストが無駄になる」「せっかく育てた人材が外部に流出してしまって会社に利益が還元されない」と面接官にマイナスな印象を持たれてしまうからです。

フリーランスになるのが目標だとしても、まずは「御社の利益に貢献して長く働いていきたい」と志望動機には記載するのがよいでしょう。

ワークライフバランスを意識してオンオフをはっきりさせたいから

エンジニアという職種は残業もそれなりに多いイメージですが、最近は働き方改革で「残業削減」が進められています。
よって、そういった報道を真に受けて「ワークライフバランスを意識した働き方がしたい」と志望動機に記載してしまう気持ちはわかるのですが、できれば避けたほうがよいでしょう。

理由としては、やはり企業が一番に求めるものは「会社に利益をもたらしてくれる人材」だからです。
ワークライフバランスを意識して残業をまったくせずに、定時になった瞬間に帰宅するのもよいですが、業務内でトラブルが起こったときなどの緊急時には残業できるような人材のほうが重宝されることは確かです。

自分のプライベートを優先するか、仕事を優先するかという人生の優先順位の話になってしまいますが、やはり転職活動の志望動機を主張する場であると考えると答えが出てくるはずです。

自分の部下が時間内に仕事を完璧にこなせるとしても、もし急なトラブル時にその部下に頼ることができなかったら苦労するのがあなたです。
面接官は、そのような実際に一緒に働いた際、あなたがどういう行動をするかという目線で判断しています。

だからこそ、面接官が求める人材を演じる必要があるということです。

前の職場が嫌だったから

さすがに、「前の職場が嫌だったから」という志望動機を書く人は少ないとは思います。
しかし、本人都合の理由ではなく、会社都合の理由だったとしても前の職場の悪口は言わないほうがよいでしょう。

たとえば、パワハラやセクハラ、残業が多すぎたなど、たしかに会社を辞める理由としては正当なのですが、それは本人の中だけに留めておくべきでしょう。

転職活動での志望動機に「前の職場の良くない点」を書くのはNGです。

面接官からしたら、パワハラの境界線だって判断が難しいし、セクハラを考えすぎると異性の社員に話しかけられなくなるし、残業がまったくないというのは不可能に近いからです。

よって、志望動機にはポジティブな理由を書いていただければ幸いです。

まとめ

ここまで、読んでいただいて、ありがとうございました。
実際に、私も何度も転職をしてきましたし、これからもたくさん転職をしていくと思います。
そんななかで、企業に入りたいという思いを熱く語ることの重要性は、痛いほど味わってきました。

今まで面接までたどり着いたのにも関わらず、極度の緊張やテンパり、準備不足のせいで、企業の人事の方に自分の熱い思いを伝えきれないことがたくさんありました。
そのときの後悔は、今でも忘れることができません。
もっとこうしていれば、もっと志望する理由を準備しておけば、面接の練習をしておけば、と思い出せばきりがないくらいの失敗があります。

だからこそ、あなたには、私と同じようなミスを繰り返してほしくありません。
人生の岐路である、大事な場面において、きちんと自分の力を発揮して活躍していってほしいのです。

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著者

転職エージェント会社の代表。金融機関で約10年勤務(日本、ヨーロッパ、アジア)の後に起業。得意なターゲット層は20代〜40代の証券、銀行、M&A仲介、マーケターが得意分野。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。宅建士。

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