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未経験でセキュリティエンジニアってなれるの?

セキュリティ エンジニア 未経験

あなたは、セキュリティに関連する技術者として働いていきたいと考えています。
そんなとき、「自分は未経験だし、どうせ採用されないだろう」なんて思って、あきらめていませんか?
これは、非常にもったいない勘違いです。
その理由はどういったことでしょう?

今回は、経験なしでもエンジニアとして働いていけるのか。
セキュリティに関連する業務とはどんなものなのかを見ていきます。

ぜひ、参考にしていただければ幸いです。

未経験でセキュリティエンジニアってなれるの?

目次

企業としては未経験でもエンジニア職に採用したいの?

まず、あなたが疑問に感じるポイントとして、まったく経験がないような人材を企業はほしいのかということでしょう。
これは、たしかに私も最初は不思議に思いました。
しかし、理由を聞いて納得しました。
実は、日本は現在、IT業界の働き手が圧倒的に不足しているのです。
そんなことないと思いましたか?
経済産業省の資料では、2030年には40万人以上の人材が不足するということを公表しています。

そのような正式な資料での発表により、企業側は焦りを感じています。
いくらロボットが人間の仕事を代わりにできたとしても、最低限の人間で回して補っていく必要があるからです。
だからこそ、今の段階でたくさん入社してもらって、教育をしていくことで一人前に仕上げていこうという戦略です。

今のうちに動き出して、さっそく行動していきましょう。

セキュリティエンジニアってどんな仕事内容?メリットは?

続いては、セキュリティエンジニアがどんな仕事内容なのかを見ていきましょう。

つまり、セキュリティに関連する技術者ということなので、具体的にはサーバー系の業務やサーバー攻撃などに備える安全面をサポートするといった内容です。
実際に働いている人の意見としては、セキュリティ関連に強くなることで、日常生活でも応用ができて便利だと言います。

具体的には、自分宛に届いたメールがサイバー攻撃かどうかを見極めたり、サーバーが壊れたときにどうやって修理するべきかを判断したり、さまざまな場面で重宝されるとのことです。

こうして普段の業務が日常で使えるとなると、やりがいにもつながるでしょうし、もっとスキルを磨いてさらなる高みへ挑戦したいとも考えるのもいいと思います。

セキュリティエンジニアになるために必要な知識、勉強とは?

では、実際に業務をしていくなかで、必要になる知識はどんなものなのでしょうか?

まずは、IT用語、プログラミング言語などIT業界で働くうえで必ず必要になるような、基礎知識です。
この基礎がないと、応用を勉強をしたところで、何を言っているのか理解できずに苦戦してしまいます。
だから最初は、IT用語を頭に叩き込みましょう。

次は、ネットワークやOSに関する知識です。
技術者として働いていくなかで、コンピューター関連の知識は、定着していないと当然仕事にはなりません。
OSにはどんな種類があるのか、ネットワークの故障の理由は何かというように自分で判断をしていく必要があるでしょう。

続いては、セキュリティ、暗号化について、サイバー攻撃の方法・対策などの知識です。
これらは、とても専門領域の話になってくるので、上記の基礎知識をつけてからの勉強になります。
しかし、セキュリティエンジニアとして働いていくので、当然、セキュリティ関連は同業他社よりも詳しくなる必要があるのです。

将来の自分のために、多少難しくてもあきらめずに、日々精進していくことが求められます。

セキュリティエンジニアになるための勉強のコツとは?

一緒に勉強していく、相談できる仲間を探す

まずは、仲間を作って、一緒に切磋琢磨していくという方法です。
あなたは学生時代に何か目標に向かって取り組んでいましたか?
何かチームで一緒に目標に向かって突き進む経験をして、その過程でライバルであったり、励まし合える仲間がいたりすると、モチベーションが上がったはずです。
これは人間が持つ共通意識で、だれかと共同で作業をするとモチベーションが保たれやすいという性質があるとのことです。
もちろんたまに、ライバルに負けて悔しい思いをすることもあるでしょう。
そんなときもあっていいのです。なぜなら、その悔しい経験は何倍にもなって自分に返ってくるからです。
どうして周りより劣っていたのか、どうすれば今後周りに追いつけるのか、自分に足りなかったことは何だったか、逆に周りに比べて自分ができていることや得意なことはなんだろうか、というように深く自己分析をしていきます。
その結果、より良い成果を出せるのです。

これはエンジニアとして仕事をしていくうえでも、もちろん同じです。
未経験で入ったのですから、はじめは周りよりも劣っているでしょう。
そこで諦めてしまうのではなく、自分に今どこまで理解していて、どこからわからないのか、どんな勉強方法がいいのかといったことを仲間と会話するなかで相談していくのです。
周りの人間関係次第ですが、きっとあなたの必死な努力を認めてくれて、優しく教えてくれるはずです。
ここで自分が成長すると決めたのなら、仲間と一緒に切磋琢磨して楽しみながらキャリアを伸ばしていきましょう。

セキュリティエンジニアの勉強する目的を自分の中で明確にする

続いては、勉強するにあたって、目的を明確にする必要があります。
受験勉強でも部活でも目的や目標があったから、頑張ってこれたはずです。

今回でいうと、「未経験でエンジニアになりたい」という熱い気持ちです。
勉強の途中でくじけそうになったとき、自分にはエンジニアになる才能がないのではないかと感じてしまったとき、思い出してください。
「未経験でエンジニアになる」という高い志を。

「エンジニアになって、アプリを開発したい」
「エンジニアになって、自分の大好きなゲームに関わる仕事がしたい」
「エンジニアになって、ショッピングサイトを作りたい」
夢は何だっていいのです。

その夢を達成するためには、苦い思いをして勉強する必要があります。

でも安心してください。
つらい思いをして勉強しているのは、あなただけではありません。
たくさんのライバルたち、同志たちが一緒に頑張っています。
いつか彼ら彼女らと共にエンジニアとして働ける日が来るまで、それまでは勉強を継続してスキルアップをするチャンスであると思いましょう。

リアルの仲間だけでなく、SNS上でも仲間とつながる

続いては、SNSでエンジニアと交流する方法です。
若干仲間を見つけるという項目とは被るのですが、SNSでの仲間というポイントが違います。
リアルでは話せないような、共有するのがはばかれるような内容もオンラインだと話すことができてすっきりするでしょう。
たとえばTwitterではハッシュタグでプログラミング言語を検索すると、未経験エンジニアからベテランエンジニアまで幅広い層の方たちが。情報発信をしているのです。
彼ら彼女らも、日々勉強をしているということです。
そして、そういった役立つ情報が垂れ流されているなら、活用しない手はありません。
ぜひ積極的に「未経験ですがエンジニアになりたいです」と話しかけて、知識を吸収していきましょう。

実際に自分でコードを書いていて躓いてしまったとき、だれにも相談できずにモヤモヤしているのであれば、
先輩エンジニアにSNSで相談したほうが、解決するかもしれません。
自己解決能力を身に付けることも大事ですが、交流によって得る人脈も同じくらい大切です。

そして、運が良ければ求人募集がかかることもあるので、SNSの強みです。
企業側も求人サイトへ何百万円もかけて求人情報を掲載するより、SNSで発信したほうがコストパフォーマンスが良いからです。
さらに、知り合いで仲の良いメンバーを採用できたら、企業側としても今後長く一緒に働けるという期待が高まるので嬉しいはずです。

よって、基礎知識を勉強したあとは、SNSで先輩エンジニアと交流してスキルアップと人脈形成をしていくことをおすすめします。
ぜひこの機会に交流していきましょう。

すぐに結果を出そうと焦らない

最後に、結果を出そうとして焦らないことです。
未経験で入ったから、早く実績がほしい気持ちはわかります。
しかし、未熟なままでは成果は出ないです。
自分のスキルアップの時間を十分に取ったあとで、先輩からGOサインが出たら成果を出せるような取り組みをしていきましょう。
間違っても、慌てて自分の判断だけで行動して、空回りになってしまったということがないように注意しましょう。

これからの長い人生のなかで、あなたはようやくキャリアチェンジをしたばかりです。
確実に、一歩一歩を踏み出していけば、結果は後からついてくるはずです。
まずは体調を第一に考えて、将来の自分と今の自分の両方を天秤にかけて、どちらにも良い思いをさせてあげましょう。

選択肢を選ぶときは慎重に、しかし、選んだあとは積極的にいきましょう。
自分の出した答えを、正解に導いていくのが大切です。

まとめ

いかがでしたか?

未経験でセキュリティエンジニアになるには、やはり勉強することが大切です。

しかし、努力の見返りは大きいはずです。
将来飛躍的にお金を稼いでいくために、今時間と労力をかけて自己投資をするほうが賢明でしょう。

つらいときは仲間に頼って、技術者としてのスキルを積んでいきましょう。

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著者

転職エージェント会社の代表。金融機関で約10年勤務(日本、ヨーロッパ、アジア)の後に起業。得意なターゲット層は20代〜40代の証券、銀行、M&A仲介、マーケターが得意分野。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。宅建士。

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