MENU

SEに多い転職理由にはどのようなものがある?転職で上手くいく考え方も解説していきます

se 転職理由

エンジニアの転職において、常に重要視されるのが「転職理由」です。中途採用担当者が特に注目するポイントのひとつです。何を話せばいいのか、悪い印象を与えてしまったらどうしよう、と不安になる方も多いのではないでしょうか。

エンジニアの方は、「声をかけられた人材紹介会社ならどこでもいい」と思ってしまうこともありますが、それでは採用企業や採用担当者が候補者のことをじっくりと知ることができず、非効率な転職活動になりかねません。そのため、転職を検討する際には、どのような点に気をつけるべきなのか、じっくりと検討する必要があります。そこで今回は、エンジニアの転職理由をランキング形式でご紹介します。</div>シェアするコピー保存する

目次

SEの転職理由にはどのようなものが多い?

ここからはSEの転職理由について解説していきます。

会社からの評価やお給料が悪い

エンジニアの転職理由で最も多いのが「会社からの評価・給与が悪い」というものです。エンジニアは個々のスキルが多岐にわたり、正確に評価するのが難しい業種のひとつと言われています。上司から正当に評価されていない」「給料がずっと上がらない」と感じている人も多いのではないでしょうか。

評価が低く、昇給も見込めないとなれば、転職を考えるのは当然のことです。エンジニアは、単に会社を変えるだけでなく、自分のスキルがより多くの雇用主にとって価値があるとみなされる可能性のある異業種に完全に転職することが一般的になってきています。特にデジタル時代の現代では、エンジニアが専門知識を活かしてリモートで働くことができるかもしれません。

さらに、エンジニアは、従来のオフィス環境から離れ、フリーランスや起業家として、より多くの新しい機会を経験することも可能です。

将来に対する不安

エンジニアの転職理由で2番目に多いのが、「将来への不安」です。業界の変化や自分ではコントロールできない外部の問題など、勤め先の将来の業績に不安を感じることがあるようです。たとえ今の会社の業績が良くても、事業の将来が本当に予測できないため、会社に留まることをためらう人も多いでしょう。

この漠然とした不安感が、他の機会を探そうという気にさせるのでしょう。しかし、このような決断をすることは、決して軽々しくできることではありません。今の仕事を辞めれば、将来どうなるのかわからないし、もっといい仕事が見つかるとも限りません。しかし、リスクが必要だと思えば、より自分に合った仕事を見つけるために、思い切って新しい道を模索することもあるでしょう。

プロフェッショナルとしてのキャリアは、最初の仕事選びと、留まるか転職するかの決断の両方で、慎重に検討する必要があるのです。

勤務時間に対する不安

労働時間に対する不満も、エンジニアの転職理由として多いものです。会社やプロジェクトによっては、残業や休日出勤を余儀なくされることも少なくありません。このような残業は、自分の自由な時間が奪われているような恐怖感や不安感を伴います。

その上、プロジェクトの納期を優先させなければならないので、さらに悩みは深まるでしょう。長時間労働で心身のバランスを崩し、転職を考えるエンジニアが後を絶ちません。その結果、無力感や疲労感に苛まれ、より良い職場環境とバランスの取れた生活を求めて、エンジニアを会社から遠ざけ、新たな活躍の場へと押しやることも少なくありません。

人間関係の悩み

人間関係の悩みも、エンジニアの転職理由のひとつです。エンジニアは黙々と仕事をする一方で、チームとして協力し合うこともあります。人付き合いが苦手な方でも、コミュニケーション能力が求められる場面は少なくありません。

エンジニアはチームで仕事をするため、コミュニケーションを適切なレベルに保つことが重要であり、意見の相違や誤解があると大変なことになる可能性があります。また、エンジニアは自分の期待値を意識し、一緒に仕事をするために柔軟性を持つように努力しなければなりません。エンジニアがオフィスで過ごす時間は同僚と過ごす時間よりも長いのですが、コミュニケーションがうまくいかないと、上司、後輩、同僚との関係が悪くなることがよくあります。

エンジニア同士、また必要であれば人事担当者と相談し、率直に問題を話し合い、全員が納得できる解決策を見出すことが重要です。

やりたい仕事ができない

「やりたい仕事ができない」というのも、エンジニアの転職理由としてはよくあることです。エンジニアの仕事は、クライアントとの要件定義から、システムの基本設計まで様々です。自分のやりたい仕事だけを任されることは極めて稀であり、慣れないチームの中でやりくりをしなければならないことも少なくありません。

そのため、多くのエンジニアが「自分の仕事はやりがいがない」「自分にはこのようなチームの中で貢献できるスキルや才能はない」と感じてしまうのです。しかし、どんな状況であれ、環境が変われば、新たなスタートを切ることができ、今後のさらなる成長につながるかもしれません。特にエンジニアにとっては、より自分の情熱に近いプロジェクトに携わることができ、新鮮な空気を感じることができるはずです。

このように、たとえ今の仕事を離れてでも、自分のやりたい仕事ができる新しい仕事を目指して、次のステップに進む機会を選ぶ人は多いのです。

スキルアップができない

転職の動機として「スキルアップができない」というのは、キャリアをじっくり考えているエンジニアにありがちなことです。下流工程の経験しかないと、今後のキャリアアップは難しいでしょう。エンジニアを取り巻く環境の変化により、出世には迅速さと汎用性が最も重要であり、成長し続けることができなければ、いずれは時代の変化についていけず、周囲に遅れをとることになりかねません。

もし、自分が成長できない仕事を続けていると自覚しているのであれば、真剣に転職を検討することを強くお勧めします。すぐに転職するのは難しいかもしれませんが、長期的に見れば、貴重なスキルを身につけ、理解を深め、これまでの素晴らしい経験をさらに深めることができる可能性があります。

SE転職で上手くいく転職理由とは?

ここではSE転職で上手くいく転職理由について紹介していきます。

転職理由がポジティブ

前職の愚痴や悪口は採用担当者に悪い印象を与える可能性があるので、転職理由はポジティブに書くことが大切です。また、エンジニアは転職回数よりもスキルを重視しますので、過去の経験が自分の能力の成長にどのように影響したかを説明することが有効です。また、エンジニアは転職回数よりもスキルを重視するため、これまでの経験が自分の成長にどのように影響したかを説明するとよいでしょう。

また、前職で学んだことをユーモアを交えて話すと、謙虚な姿勢や前向きな気持ちをアピールできます。また、様々な人、様々な部署と仕事をすることができたという経験も、将来のエンジニアとして望ましいと思われるでしょう。このように、自分のキャリアをより良くするために変化してきたこと、エンジニアとしての情熱や熱意が原動力になっていることをアピールしてください。

転職後の仕事に目標を持っている

転職理由には、自分のキャリアに対する明確な目標を盛り込みましょう。面接では、職務経験やスキルに関する質問と同じくらい、今後のキャリアプランに関する質問もされることがあります。習得したい言語、携わりたいサービス、取得したい資格など、具体的にキャリアプランを伝えるとよいでしょう。

資格取得や学位取得など、何でも構いません。転職は人生を変えるイベントですから、慎重に行うことが大切です。正しい手順を踏んで、自分の長期的なビジョンに沿った転職先を探すことが、強固な基盤を築き、キャリアをさらに前進させることにつながります。

仕事に対する情熱をアピールできる

仕事への熱意をアピールできる転職理由を考えましょう。エンジニアの採用担当者は、開発とは異なる形でIT業界に携わっています。採用担当者は、候補者を吟味する際に、スキルセットとパーソナリティの組み合わせに重点を置いており、適任であることを確認したいからです。

そのため、候補者がチームにもたらすであろう人間的な資質を垣間見たいと考えているのです。技術的な話だけでなく、今後の活動に対する姿勢や熱意を伝えることも忘れてはいけません。その仕事に興味があり、ワクワクしていることを伝えれば、採用担当者の記憶に残るはずです。

採用担当者は、実践的な経験と新しいアイデアの両方を求めているので、前向きな言葉を使って、あなたの情熱と学習意欲を示すようにしましょう。面接室に入った瞬間から、チームの一員になりたいという熱意を示せば、採用担当者の印象に残るでしょう。

まとめ

エンジニアの転職では、転職理由の深堀りが非常に重要です。無駄な転職を繰り返さないためにも、まずは自分自身のキャリアパスを振り返ってみることが大切です。そうすることで、自分のキャリアゴールや求めている環境が見えてきます。

また、過去の経験を振り返ることで、連続した転職の中で培われたスキルを特定し、焦点を当てることができます。また、エンジニアの場合、転職回数に言及するよりも、選考の過程で転職理由について詳しく質問されることが多いようです。これは、採用担当者が「転職に意味があるのか」「転職先で長く働きたいという意欲があるのか」を確認したいからです。

採用担当者を納得させるためにも、今回の記事を参考に、明確で前向きな転職理由を用意するように心がけましょう。

  • URLをコピーしました!

著者

転職エージェント会社の代表。金融機関で約10年勤務(日本、ヨーロッパ、アジア)の後に起業。得意なターゲット層は20代〜40代の証券、銀行、M&A仲介、マーケターが得意分野。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。宅建士。

目次