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転職エージェントをつかわないのはアリ?!メリット・デメリットを解説!

転職 エージェント 使わない

2019年以降、コロナの影響によって働き方が大きく変化し、自分の仕事に対して改めて考える機会が増えたのではないでしょうか。2021年の20代から50代の正社員転職率は、過去6年間で最も多く7.03%でした。

そんな転職活動において、近年テレビCMをたくさん目にするようになり、一般的に利用が広まってきているのが転職エージェントです。転職エージェントとは、面談で自分の強みや希望を伝えることで、適した転職先候補を提案してくれます。

それだけではなく応募時の書類作成サポートから面接対策、企業との連絡・調整など様々な面で転職を手助けしてくれるサービスです。使い方次第では良い転職先が見つかるかもしれません。

しかし中には「転職エージェントを使いたいけど、定期的な面談時間が忙しくて取れない」という方や、「転職エージェントに登録しても自分に合うのか不安で…」なんて思っている方もいるのではないでしょうか。

この記事では転職エージェントをつかわないことのメリット・デメリットを解説します。

また転職エージェントをつかうとマイナスになる人、プラスになる人などの特徴も合わせて紹介したいと思います。本当に必要かどうかの判断材料にしてみてください。

目次

転職エージェントをつかわないメリット3選

まずは転職エージェントをつかわない場合のメリットを3つご紹介します。

①マイペースで転職活動できる

転職エージェントに登録すると、担当のエージェントからアドバイスやスケジュールの調整などさまざまな情報が日々連携されてきます。しかしエージェントが勧めるままに応募して、気づけば書類作成や面接のスケジュールがぎっしりなんてこともあるかもしれません。

その点自分で転職活動をすることで、誰に急かされることなく自分のペースで企業と向き合えます。一歩ずつ着実に転職を進めていきましょう。

②転職エージェントとの相性を考えなくてよい

どんなに優秀な転職エージェントも人間です。担当エージェントとの相性は転職を成功させるための非常に重要な要件になります。相性の合わないエージェントに当たってしまうことで、転職自体のモチベーションが下がってしまっては本末転倒です。

無用な人間関係は避けて転職活動に専念できるというのも、転職エージェントをつかわないメリットになります。

③自分の考えを尊重できる

一般的に転職エージェントに登録すると、担当エージェントと定期的に面談を重ね、自分の転職希望について相談やアドバイスを受けます。しかし人からいわれたことをすべて鵜呑みにする方は、アドバイスが逆に混乱のもとになることもあります。

人の言葉に左右されやすい方は、一人で転職活動をすることで自分の考えを尊重して貫き通すことができるのではないでしょうか。

転職エージェントをつかわないデメリット3選

続いて転職エージェントをつかわないデメリットを3つご紹介します。このうち一つでも気になったのであれば、転職エージェントをつかってみてはいかがでしょうか。

①非公開の求人に応募できない

転職エージェントは公開されている求人よりも、条件の良い待遇や業務内容の非公開求人を取り扱っている可能性があります。転職エージェントをつかわない場合、公開されている求人しか情報がないため、選択できる求人の数が少なくなってしまいます。

また非公開の求人はその名の通り非公開なので、ライバルが少なく採用倍率が低いというメリットもあります。こういった情報が必要と思う場合には、転職エージェントの登録をおすすめします。

②応募から採用までの調整を自分でおこなう

転職エージェントに登録することで、企業への応募や採用までのスケジュールなどを担当するエージェントが実施してくれます。こまごました企業との調整をしてくれるため、自分は転職活動自体に専念できます。

しかし一人で転職活動をする場合、当然すべてを自分一人で行わなければなりません。応募はもちろん、面談日程の調整やちょっとした企業への確認もすべて自分でこなす必要があります。

③選考の対策を自分でおこなう

応募書類の書き方や添削、面接の対策など、選考を勝ち抜くためのアドバイスやサポートが数々用意されています。

当然転職エージェントをつかわない場合は、自分一人で対策をすることになります。対策用サイトや書籍で調べたり、周囲の経験者などに話を聞いたりと、時間も手間もお金もかかることは覚悟しておきましょう。

転職エージェントをつかうとマイナスになりそうな人

今まで見てきたメリット・デメリットから、転職エージェントをつかうことでマイナスになってしまう人の特徴を分析します。

  • 転職に明確な目標・理由を持っている
  • 自分でスケジュール管理ができる
  • 人の話を鵜呑みにしてしまう

転職の明確な目標や理由を持っていて、自分でスケジュール管理ができる方は、自分の力で目標の転職先に向けて、ガンガン突き進むことができるので、転職エージェントをつかうことで逆にストレスを感じてしまう可能性があります。

また、エージェントの話がすべて正しいと勘違いしてしまう方は、多すぎる情報によって混乱し、結局自分が何をしたいか分からなくなる可能性があります。自分のやりたいことをもう一度見つめなおし、自分のペースで就職活動をした方が、最終的に望む形の転職先が見つかるかもしれません。『転職エージェントどこが悪い?どんなデメリット』では、転職エージェントのデメリットを解説しておりますので、こちらも併せてチェックしてみてください。

転職エージェントをつかうことでプラスになる人

逆に転職エージェントをつかうことで、転職にプラスになる人の特徴は以下の通りです。

  • 非公開求人も利用して応募したい
  • スケジュール管理や応募書類の記載、面接の対応に自信がない
  • どんな転職先がいいか漠然としていて決められていない

非公開求人に応募したい場合は転職エージェントに登録する必要があります。公開求人に理想の転職先がなかった場合は、転職エージェントをつかい、非公開求人情報からさらに自分の希望の転職先を探しましょう。

スケジュールの管理や応募書類、面接に自信がない人も転職エージェントをつかった方がいいかもしれません。自分の欠点は自分では気づきづらいものです。担当エージェントからの客観的かつ最新の市場に則したアドバイスで、採用される可能性も高くなるはずです。

自分の目標とする転職先が決まっていない場合は、転職エージェントと会話を重ねることをおすすめします。自分の思いのたけをぶつければ、エージェントもそれに答えてくれます。その会話から自分でも気づかなかった道が見えてくるかもしれません。

転職エージェントをつかわない転職方法5選

転職エージェントをつかわなかった場合、どのような就職方法があるのでしょうか。ここではメジャーな方法から最新のものまで5つをご紹介します。

①求人サイト

最もメジャーな転職方法です。WEBサイトから登録することで、公開されている求人情報が閲覧でき、各企業へ応募することができます。「リクナビ(リクナビNEXT)」や「マイナビ(マイナビ転職)」といった全業界・全職種を対象とした総合型もあれば、業界や職種を絞って専門性を打ち出しているものもあります。

②マッチングイベント

その昔「合同企業説明会」と言われていたものの進化版になります。企業説明をするだけでなく「一次選考」まで踏み込んだ選考直結型のイベントになります。参加者のグループワークを企業が見たり、逆に企業のプレゼンを参加者が聞いたり、企業と求職者がお互いを評価し、照らし合わせることで次の選考に進む「マッチング」がされます。

③ダイレクトリクルーティング

求職者が企業に対してアプローチするのではなく、登録されている求職者へ企業側がアプローチするスタイルです。転職の場合は中途採用の「ビズリーチ」などが有名でしょうか。自分の経歴や強みをしっかりアピールしましょう。

④ソーシャルリクルーティング

TwitterやInstagram、LINEなどSNS状で企業アカウントを利用した採用方法です。企業からSNSに採用にまつわる内部情報をフランクに発信し、求職者との接点を築いていきます。求職者は企業の普段表に見えない情報を知ることができ、企業側もある程度選考が進まないと見えない応募者の人となりが早い段階から見えるため、双方のミスマッチが少ないというメリットがあります。

⑤リファラル採用

リファラル採用とは企業の社員が友人や知人の求職者を企業に紹介するいわゆる「社員紹介制度」のことです。企業としては採用費を抑えられたり、通常の採用では集めづらい業界経験者を採れる可能性も高いメリットがあります。求職者側も求人に出ていない場合があるため、ライバルが少なく採用率も高くなります。

まとめ

未公開求人や選考対策、細かなスケジュール管理など、転職エージェントをつかうことにはメリットが多くありました。しかしその反面、話を鵜呑みにしやすい方は、情報の取捨選択ができずに混乱する可能性もあります。

自分の性格や特性と照らし合わせて、転職エージェントをつかうかどうか判断してみてください。

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著者

転職エージェント会社の代表。金融機関で約10年勤務(日本、ヨーロッパ、アジア)の後に起業。得意なターゲット層は20代〜40代の証券、銀行、M&A仲介、マーケターが得意分野。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。宅建士。

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